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[MITSUBISHI]

[2008/06/12]

インプレッサの対抗馬?コレでWRCに復活か?
ランサー スポーツバック

ランサー スポーツバック三菱自動車は、今年10月初旬に行われるパリモーターショーに、スポーツセダン「ランサー」のハッチバック版となる「ランサー スポーツバック」をワールドプレミアすると発表した。

欧州に本格展開するためのハッチバックボディ

一時は業績悪化のため大幅な車種ラインアップの整理が敢行されたミツビシだが、欧州で人気のアウトランダーをPSAプジョーシトロエングループにOEM供給し、ロシアに共同工場も設立。またスポーツセダンのランサー(日本名フォルティス)も好評なのを受け、徐々に復活の兆しを見せ始めている。そんなミツビシが新たに市場に送り出すのが、この「ランサー スポーツバック」。今年3月にジュネーブショーで発表されたコンセプトカー「プロトタイプ-S」の市販型モデルだ。

今やワールドスタンダードとして市場に認知されるのはハッチバックモデルが圧倒的に多い。逆に日本国内市場では相変わらずのミニバン人気だが、世界市場に向けてハッチバックモデルを投入している例も数多く見られる。最近ではマツダ アクセラ、そして従来のセダンボディから大きく方向転換したスバル インプレッサなどがそれに該当するといえよう。

今回登場する「ランサー スポーツバック」もまさにその辺りに狙いを定めたモデル。台形ノーズに逆スラントグリルとフロントマスクこそ三菱車だが、リアウインドウの傾斜具合はフォード フォーカスを彷彿させるスタイリッシュなフォルムを形成するなど、最近のハッチバックモデルのトレンドにも沿ったデザインが取り入れられているといえるだろう。

エンジンラインアップは、ガソリンが最高出力109psの1.5リッターと143psの1.8リッター。また140psの2.0リッターディーゼルも用意され2009年の春からは新開発のクリーンディーゼルも投入する予定だという。荷室の高さを2段階に設定可能な構造とし、後席シートバックをラゲッジのレバーで折りたたむことが可能になるなど、また使い勝手の面も充分に研究されているようだ。

さらに今回のパリモーターショーにはラリーアートバージョンとして「ランサー スポーツバック ラリーアート」も出品予定。こちらは新開発の直列4気筒2.0リッターMIVECにインタークーター付ターボを付加し、最高出力240ps、最大トルク35.0kg-mというハイスペックを実現。もちろんエボXにも搭載されるツインクラッチSSTとACD(アクティブセンターデフ)付の4WDも採用されており、走行性能は高そう。さらにはフロントブレーキの2ポッドキャリパーやマスターシリンダーの大型化、そしてエアロダイナミクスを考慮したバンパーなどを採用し、走りとデザインのプレミアム感を高めているのもポイントといえる。

しかしハッチバックボディと聞くとどうしても気になってしまうのがラリーフィールドへの参戦。現在WRCではシトロエンC4をはじめ、フォード フォーカス、スズキ SX-4、そして先頃デビューするやいなや大活躍した新型スバル インプレッサなど、ハッチバックボディの独壇場となっている。ここでミツビシが事実上新型ランエボのハッチバック版を登場させたことで、今後WRCへ参戦するのか?ということにいやがおうにも注目が集まるはず。今すぐにとはいかないだろうか将来的にこの「ランサー スポーツバック」で、WRCに復活することを期待したいものだ。

Report:相澤隆之

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