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デトロイトモーターショー2008プレビュー
BMW X6

BMWは、今年のフランクフルトショーでコンセプトモデルをお披露目したX6の市販バージョンを、来年1月に開催されるデトロイトモーターショーでワールドプレミアすると発表した。
[2007/12/20]

かなりの完成度を誇るクーペ×SUVのクロスオーバースタイル

クーペとSUV(BMWではSAV)のクロスオーバーモデルという位置づけのSAC(スポーツ アクティビティ クーペ)、そんな新ジャンルのモデルがBMWからデビューする。このX6は今年のフランクフルトモーターショーにてコンセプトモデルがワールドデビュー。そして来年1月のデトロイトモーターショーで、ついに市販型が発表されることとなった。

まず大きな特徴といえるのはやはりエクステリアだろう。ドッシリとしたSUVらしいの腰下部分の上に、なだらかなルーフラインをもったキャビンが載った独特のプロポーションで、ドアは4枚あるものの、車両後方ウエストラインから上方の眺めは、3シリーズのようでさえある。

その他ボディ各部のデザインも、コンセプトモデルから大きく変わっていないのも特徴的。X5にも似たフロントグリル周りを持つが、バンパー部分は逆U字型、左右にもエアインテークが備わるなど、X6オリジナルのデザインが取り入れられた。リアもバンパーは逆U字型で、その下にはアンダーガードが装着され、非常にスタイリッシュなデザインにまとめ上げられている。

インテリアは、全体の雰囲気やガングリップ型のシフトレバーなど、基本構成はX5と大差ない。しかしステアリングにパドルシフトが装備されることや、センターコンソール脇にスポーツドライビングや悪路走破時に重宝するニーパッドが備わるなど、ディテールでは違いも見ることができる。

400psを発生するV8+ツインターボ&リア左右輪制御

ブランニューモデルとなる「X6」では、SAC独特のエクステリアに目が行きがちであるが、その一方で、メカニズム面に関しても新型のパワートレーンや新機能の搭載など見所は非常に多い。

そのなかでも核となるのはこのクラスで唯一となる新型の4.4リッターV8+ツインターボエンジンだ。このユニットは最高出力400hp、最大トルク62.2kg-mを発生し、0-60mph(約0-96m/h)加速で5.3秒というパフォーマンスを発揮。その性能もさることながら、タービンユニットをV8のバンク内に置く独特のレイアウトを採用しているのも見逃せないポイントである。これはインテークおよびエキゾーストマニホールドのコンパクト化およびレイアウトの最適化によって実現したという。

さらにSUVの持つ性能のひとつとなる4WDシステムも進化。BMWではxDriveと呼ばれる、前後輪のトルク配分を無段階に制御するフルタイム4WDシステムを採用しているが、今回のX6では、それに「ダイナミック パフォーマンス コントロール」と名付けられた後輪独立制御も加わっている。これはリアディファレンシャルに2つのプラネタリーギアのセット、そして2つのクラッチを装備することで、左右輪に掛けるトルクを個別に制御、ハンドリング性能とスタビリティを高い次元で確保することができるものだ。

気になる価格等の情報はデトロイトショーでのローンチ時に公表され、北米市場では2008年の第二四半期には発売する予定の「X6」。もし大きな人気を呼べば、先のLAオートショーで発表された、カブリオレとSUVのクロスオーバー「アウディ クロスカブリオレ クワトロ」の早期登場も、大いにあり得るかもしれない。

Report:相澤隆之

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