モーターショー

Maybach
ロールスロイス・ファントムドロップヘッドクーペと頂上対決?
昨年11月に公表したスタディモデル「マイバッハ・ランドーレット」を実際に生産・販売することを明らかにしたマイバッハは、あくまでも「ショーファードリブンカー」にこだわる。
[2008/03/14]
ロールスロイス・ファントムドロップヘッドクーペと頂上対決?
ジュネーブショー2008 マイバッハ
昨年11月に公表したスタディモデル「マイバッハ・ランドーレット」を実際に生産・販売することを明らかにしたマイバッハは、あくまでも「ショーファードリブンカー」にこだわる。[2008/03/14]
スタディモデルのあまりにも大きな反響に、生産・販売を決意
マイバッハ5台目となるモデルは、オープンエアを満喫出来るものとなった。マイバッハ社は「unrivalled(他に匹敵するものがない)」と語っているが、ロールスロイスのファントム・ドロップヘッド・クーペと競合することは明らかだ。
ただし、オープンエアの手法は大きく異なっている。ファントム・ドロップヘッド・クーペが運転席部分を含めたルーフ全体が収納される幌型ボディなのに対し、ランドーレットは運転席部分は通常のボディのままで、リアキャビンの屋根部分だけが両サイドにフレームが残った状態で収納される、オープントップ方式にされている。これは、エレガントなボディラインを残したかったという理由の他に、VIPがパレードで使用したことを想定した上での、保安性を高めるという意味もあるのだという。ドライバーズカーとしてのキャラクターをアピールするロールスロイスと、あくまでもショーファードリブンカーであることを貫くマイバッハの哲学の違いが現れていて興味深い。
今回ジュネーブショーに展示されたランドーレットは、2007年11月に公開されたスタディモデルそのものだ。なぜなら、現存するランドーレットは完全に職人が手作りした、このモデルたった1台だからだという。
昨年スタディモデルを公開した直後から、マイバッハ社には購入を希望する人たちからの膨大な反響が寄せられたという。その反響に応えるかたちで、同社はスタディモデルそのままの量産車の生産・販売を決意したのだ。ただし、具体的な台数、時期は未発表ではあるものの、生産台数と生産期間は限定的なものになる予定だという。
ただし、オープンエアの手法は大きく異なっている。ファントム・ドロップヘッド・クーペが運転席部分を含めたルーフ全体が収納される幌型ボディなのに対し、ランドーレットは運転席部分は通常のボディのままで、リアキャビンの屋根部分だけが両サイドにフレームが残った状態で収納される、オープントップ方式にされている。これは、エレガントなボディラインを残したかったという理由の他に、VIPがパレードで使用したことを想定した上での、保安性を高めるという意味もあるのだという。ドライバーズカーとしてのキャラクターをアピールするロールスロイスと、あくまでもショーファードリブンカーであることを貫くマイバッハの哲学の違いが現れていて興味深い。
今回ジュネーブショーに展示されたランドーレットは、2007年11月に公開されたスタディモデルそのものだ。なぜなら、現存するランドーレットは完全に職人が手作りした、このモデルたった1台だからだという。
昨年スタディモデルを公開した直後から、マイバッハ社には購入を希望する人たちからの膨大な反響が寄せられたという。その反響に応えるかたちで、同社はスタディモデルそのままの量産車の生産・販売を決意したのだ。ただし、具体的な台数、時期は未発表ではあるものの、生産台数と生産期間は限定的なものになる予定だという。
ソフトトップの開閉は、ショーファーの役目
ランドーレットは、マイバッハ社が「世界で最もパワフルな量産ショーファーカー」と自負する、マイバッハ62S(ロングボディ・スポーティモデル)をベースに、V12 6Lツインターボの450kWを発揮するエンジンが搭載される。
マイバッハ社の開発陣は、62Sのリアルーフを黒革のソフトトップに変更し、それと同時に両サイドに残ったサイドウォール部の内部に鉄製の部材を埋め込んで、必要な補強を行った。そのおかげで、ドアやシートを含むインテリア部分は、一切の変更をせずに済んでいるという。
ソフトトップの開閉は、運転席のセンターコンソールスイッチで行う。後席の乗客は、リアセンターコンソールに置かれたインターホン(オープン時の通話性を考慮して、ヘッドセットが追加された)で、ルーフの開閉をショーファーに支持するだけで良い。ルーフは、トランク内に左右独立して取り付けられた電動油圧システムによって、リアウインドウごと後部に収納される。収納されたルーフの上には、トノカバーを取り付けることも可能だ。良質の本革で作られたトノカバーは、後席のインテリアと同じカラーとされ、黒いルーフやメカニズム部分を目隠しするだけでなく、エレガントなボディラインを形作るのだ。
オープントップ化による変更は、リアヘッドレスト部分がわずかに大型化されたことだ。これにより安全性が向上する他に、風の巻き込みも防ぐことになる。風の巻き込み対策には、薄型のウインドウデフレクターも装備された。これは、車速が70km/hを超えると自動的に約5cmほどせり出してくるが、リアセンターコンソール内のスイッチで、任意で出し入れすることも可能だ。
マイバッハ社の開発陣は、62Sのリアルーフを黒革のソフトトップに変更し、それと同時に両サイドに残ったサイドウォール部の内部に鉄製の部材を埋め込んで、必要な補強を行った。そのおかげで、ドアやシートを含むインテリア部分は、一切の変更をせずに済んでいるという。
ソフトトップの開閉は、運転席のセンターコンソールスイッチで行う。後席の乗客は、リアセンターコンソールに置かれたインターホン(オープン時の通話性を考慮して、ヘッドセットが追加された)で、ルーフの開閉をショーファーに支持するだけで良い。ルーフは、トランク内に左右独立して取り付けられた電動油圧システムによって、リアウインドウごと後部に収納される。収納されたルーフの上には、トノカバーを取り付けることも可能だ。良質の本革で作られたトノカバーは、後席のインテリアと同じカラーとされ、黒いルーフやメカニズム部分を目隠しするだけでなく、エレガントなボディラインを形作るのだ。
オープントップ化による変更は、リアヘッドレスト部分がわずかに大型化されたことだ。これにより安全性が向上する他に、風の巻き込みも防ぐことになる。風の巻き込み対策には、薄型のウインドウデフレクターも装備された。これは、車速が70km/hを超えると自動的に約5cmほどせり出してくるが、リアセンターコンソール内のスイッチで、任意で出し入れすることも可能だ。
存在だけでなく、価格も破格
展示されたスタディモデルは、スパークリングホワイトを身にまとっているが、市販時のボディカラーは、バルティック・ブラックとネバダ・シルバーの2種類になる。
インテリアは、オーナーの希望に沿っていかようにも変えることが出来る。だが基本の意匠は、数種類のレザーと、カーボンファイバーまたは炭化ポプラ材を組み合わせたブラックのラッカー仕上げトリムとなる。オーナーの好みに合わせた変更は、ボディ色を独自のものにする場合と、内装に天然石を使用したり、電気式可変透過性パーテーションを取り付けた場合を除いて、追加料金を伴わずに行われる。
他のモデルと同様に、エンジンの組み立てからボディ製造まで、ほぼ全行程を職人の手作りによって生み出されるランドーレットの第1号車が完成するのは、今年の秋頃になる予定だという。
そして気になる価格は、90万ユーロ(約1億4240万円)だ。
Report:染谷英一郎
インテリアは、オーナーの希望に沿っていかようにも変えることが出来る。だが基本の意匠は、数種類のレザーと、カーボンファイバーまたは炭化ポプラ材を組み合わせたブラックのラッカー仕上げトリムとなる。オーナーの好みに合わせた変更は、ボディ色を独自のものにする場合と、内装に天然石を使用したり、電気式可変透過性パーテーションを取り付けた場合を除いて、追加料金を伴わずに行われる。
他のモデルと同様に、エンジンの組み立てからボディ製造まで、ほぼ全行程を職人の手作りによって生み出されるランドーレットの第1号車が完成するのは、今年の秋頃になる予定だという。
そして気になる価格は、90万ユーロ(約1億4240万円)だ。
Report:染谷英一郎
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