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ピニンファリーナデザインの新型オープントップモデルデビュー
フォード フォーカス クーペカブリオレ

髪の合間を風が駆け抜ける(喜び)。「Wind in the hair」はフォードがオープントップの楽しさを表現するフレーズだ。3月開催のジュネーブショーで新たな「帽子を脱いで乗りたくなるクルマ」が発表される。
[2008/02/26]

キネティックデザインのフロントマスクとピニンファリーナによるコンバーチブルトップ

ヨーロッパフォードがプロデュースするフォーカスが、3/4/5ドアモデル、ワゴンがに続き、2008年のジュネーブショーでクーペカブリオレを発表する。2009年に予定されている「RS」を待たずして、クーペカブリオレの登場で、フォーカスのボディラインナップは完成した。

オープンルーフはハードトップが採用され、このルーフを閉じた時の美しいクーペラインが最大の特長といえる。しかしフォードは美しいデザインはもちろん、ルーフを閉じた状態で534L、ルーフを開いた状態で248Lが確保される、クラス随一のラゲッジスペース容量も強調する。これはベーシックカーであり、使い勝手の良さで支持を得てきたフォーカスの特長がカブリオレとなっても損なわれていないことをアピールしているのだ。

デザインではピニンファリーナらしさが光る。ルーフが閉じたときのクーペラインはもちろん、ルーフを開いた状態のすっきりとしたシルエットも美しい。それはAピラーより後ろには何もないという、オープントップ本来の姿がそこにあるからと言える。とは言え、ロールオーバー・プロテクション・デバイス(RPD)システムは装着されており、万が一、転倒した際にも乗員は保護される最新の安全装備が搭載されており、安心度も高い。RPDシステムはジャイロスコープなどからの情報で転倒を検知すると、0.1秒以内にリアシート後方にロールバーを出現させる。通常よりも強度を高めたAピラーとフロントウインドウフレームとも相まって、乗員をしっかり保護する仕組みだ。

もう一つ、エクステリアではキネティックデザインが採用されたフロントマスクが大きな特長となる。キネティックデザインとはフォードのデザインDNAを含んだデザイン手法のことで、曲面とエッジの効いたラインを組み合わせた個性的なフォルムで「走り」をイメージさせるもののことだ。ヨーロッパフォードのデザインディレクターのChris Bird氏は「このキネティックデザインを採用したことで、最新世代のフロントデザインと、これまでの伝統を継承するピニンファリーナのクーペデザインが見事に融合した」と説明する。

3種のエンジンにワンランク上の装備

パワーソースには、ガソリン2種にディーゼルを加えた3種が用意された。ガソリンエンジンは、74kwの1.6Lと107kWの2Lデュラテックエンジン。ディーゼルは100kWを発揮するターボエンジンとなっている。ミッションは5MTを基本とし、2LガソリンエンジンにはATを選択することが出来る。将来、日本市場に導入される時は、ATが組み合わされた2Lガソリンエンジンモデルが選ばれる可能性が高そうだ。

先述したRPDを初め、トラクション制御装置EDBや、前面衝突の衝撃を効率的にサイドシルに分散させるボディ構造、多数のエアバッグなど、安全装備もひとクラス上のものが採用されている。また装備類もこれまで上級モデルのモンデオに採用されていたものが多く搭載されている。ブルートゥースやUSBでオーディオや携帯電話が接続可能となっているほか、キーレスエントリーなども採用されている。ほかにも、SDカードやDVDの再生も可能な7色タッチスクリーン式のオーディオなどが挙げられよう。

17インチホイールなどを装備するパッケージオプション「スポーツパック」や、さらに精悍なエクステリアを演出する「チタニウム・パッケージ」も用意され、スポーティなクーペカブリオレを満喫できるオプションも揃えられている。フォーカスらしい利便性の良さに走りの楽しさがプラスされ、まさに「Wind in the hair」が愉しめる一台となっているようだ。

Report:染谷英一郎
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