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北京モーターショー シトロエン・C-Elysee
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中国をさらに重要視する方針?
北京モーターショー シトロエン・C-Elysee

アメリカと日本での販売が振るわないシトロエンにとって、中国は「不可欠な市場」である。その中国に向けて北京モーターショーで新型車をアンベイルした。
[2008/04/21]

新世代のシトロエンを象徴するデザイン

日米での販売が振るわないシトロエンにとって、中国は地元ヨーロッパ以外で最大のマーケットになっているのだという。昨年10万台以上、累計で80万台以上の販売実績を持ち、同社は中国を「不可欠な市場」と呼ぶ。その中国に向けて、新型車がアンベイルされた。

中国でシトロエン社は、中国三大自動車メーカーのひとつの東風汽車公司との合弁会社を設立し、C2、クサラピカソなどを現地でノックダウン生産し、さらにC4クーペ、C5サルーンなどを輸出して販売しているが、4月20日から開催された今回の北京モーターショーでは、新型車のC-Elysee(Cエリーゼ)をアンベイルした。

これは、東風汽車公司による現地生産車「Elysee(エリーゼ)」の後継モデルとなる。エリーゼは、中国市場向けに専用設計されたコンパクトセダンで、基本はシトロエンZXを由来としているが、多くのパーツをシトロエン・クサラから流用してもいる。シトロエン社によれば、Cエリーゼの最大の特徴は、大幅に変更されたフロントマスクのデザインと充実した装備という。なるほど、新世代シトロエンに共通の、ダブルシェブロンがグリルにドンと鎮座しているし、ステアリングやフロントシートの形状が新デザインとなっている。インテリアカラーもこれまでより薄い色が採用され、モダンで洗練された雰囲気が強くされた。

全体では300カ所ものアップグレードがされた今回のモデルチェンジの狙いは、最高級品質の提供による、顧客満足の向上だというが、フロントグリルの次に特長的だと挙げているのが、装備の充実だ。Cエリーゼには最新世代のABS、ブルートゥースに対応し6連奏CDチェンジャーも備えるオーディオ(オプションでUSB接続端子も選べる)や、オートオープナー付きリアゲートなどが装備されるという。またパワーソースには、1.6Lの16バルブエンジンを搭載し、ATとMTの2種のミッションを用意。合計で5つのグレードによるモデルレンジを形成する。サスペンションは、ロードノイズを低減させる方向でリチューンされたという。

ショーの舞台には、コマーシャルモデルの隣に、コンセプトカーとしてのCNG仕様のCエリーゼも展示される予定だ。

中国ブランドとのコラボやエコカーも発表

Cエリーゼと共に、「C2 Kappa」と「C-Cactus」の2つのコンセプトモデルも北京モーターショーでは発表される。

「C2 Kappa」はその名の通り、中国発のスポーツウェアブランド「Kappa」とのコラボレーションによって生まれたモデルで、中国国内向けのC2 VTSがベースにされている。前後バンパー、フロントマスク、前後ライトなどが変更され、リアスポイラーなどが装着されている。このモデルは中国の国内ラリー選手権に出場し、多くの人の反応をリサーチして、今後の新製品開発の参考にするのが目的という。

一方、「C-Cactus」は、2007年のフランクフルトショーで発表された車重1180kgのコンパクトなハッチバックカーで、HDiハイブリッドシステムを搭載していながらC4と同等という、低価格がウリだ。当時の詳細は、Driving Futureでも既に紹介している。
 
中国市場を重要視しているのは、シトロエン社だけではない。だが、シトロエン社のアプローチは、中国製のファッションブランドとコラボするなど、仕掛けの規模は小振りながら、熱烈なもののように感じる。

Report:染谷英一郎
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