1. TOP
  2. MITSUBISHI
  3. モーターショー
  4. 三菱 Concept ZT

モーターショー

三菱 Concept ZT
MITSUBISHI

東京モーターショー2007 プレビュー
三菱 Concept ZT

三菱自動車が出展するConcept ZTは、次世代を見据えて開発されたプレミアムセダン。逆スラントノースを受け継いだ新セダンには、高度な安全・環境性能が盛り込まれている。
[2007/09/07]

次期ディアマンテのはずが……

最後に紹介するConcept ZTは、アッパーミドルクラスのコンセプトカー。ディアマンテの後継車種を思わせる高級セダンのデザインスタディだ。そこにはギャラン フォルティスで示された三菱セダンの新しいデザインDNAとなる“逆スラントノーズ”が採用されるなど、独自のデザイン手法で次世代プレミアムスポーツの姿が提案されている。

装備面では、高級車のセグメントで世界的トレンドとなりつつある先進電子デバイスが数多く盛り込まれている。具体的には、事故前に予めシートベルトを引き締めるなどして衝突時の乗員拘束力を高めるプリクラッシュセーフティ、車線逸脱警報(レーン デパーチャー ウォーニング)、車両周囲の状況を映し出しドライバーをサポートするアラウンドモニター、駐車支援装置などを装備。さらに内装材には、CO2削減を考慮したグリーンプラスチックを積極採用するなど、安全・環境装備を充実させている。

その内容を見る限り、グローバルセダンとして通用しそうな内容のクルマに仕上っているが、残念ながらこのクルマ、今のところ市販化の予定は無いようである。おそらく問題となるのはプラットフォームの問題だろう。この2年間で登場したアウトランダーやデリカ D:5、それにフォルティスは、統一プラットフォームが採用されていたが、セグメントがそれより上のこのクラスともなると、三菱自動車が求める操縦安定性や衝突安全性を確保するためには、新規のプラットフォームが必要になってくるだろう。

ところがセダン市場の現状を鑑みると、ミッドサイズセダンのフォルティスでさえ月販目標が1000台と控えめな状況となっている。それよりも台数が少なくなると予想される高級車セグメントに、しかも全般的に新車が売れないこの時期に、高コストをかけて高級車を送り出すのはリスクが高いと考えられる。

しかしながら、電気自動車やクリーンディーゼルによって明確な次世代パワートレイン戦略を打ち出した三菱自動車には、ぜひともその目標遂行に向けがんばってもらいところ。なお、東京モーターショーではこれら3台のコンセプトカーを含む、全17台が展示されるとのこと。ショーの一般公開日は10月27日から11月11日までだ。

Report :曽宮岳大

注目記事

cars

日本
ドイツ
フランス
イタリア
イギリス
スウェーデン
アメリカ
韓国
インド

contents