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三菱 Concept cX
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東京モーターショー2007 プレビュー
三菱 Concept cX

フランクフルトショーに続き、東京ショーでジャパンプレミアとなるでConcept cXは、ギャランフォルティスの派生モデルを思わせる外観と、数年以内の市販が掲げられているエコ パワーユニットに注目。
[2007/09/07]

次世代クリーンディーゼルを搭載

先日国内で発売されたギャラン フォルティスの派生モデルとして、ハッチバック仕様の可能性を提案するモデル。フランクフルトショーでワールドプレミアとなるこのクルマは、リアにガラスハッチを持つスタイリッシュなフォルムが持ち味となっていて、ハッチバックというより、“シューティングブレーク”といった趣。シューティングブレークとは、イギリスで紳士が猟に行く時に乗るような高級ワゴンを言い表す言葉だ。

というわけで、スタイリングにもひとつの提案が盛り込まれているが、もうひとつ注目したいのは、搭載する新開発(開発中)のクリーンディーゼルエンジンだ。クリーンディーゼルはハイブリッドと並ぶ有望な次世代パワートレインのひとつとして、世界的に開発競争が繰り広げられている。三菱自動車がクリーンディーゼル戦略を公の場で最初に打ち出したのは2007年1月のデトロイトショーで、そのとき同社の益子社長は「3年以内の市販化を目指す」とし、クリーンディーゼル構想を世界に向け発信した。

ということは、その市販化は2009年〜2010年。これは世界各地の排出ガス基準がさらに厳しくなる時期と重なる。つまりヨーロッパのEURO5、アメリカのTier II Bin 5、それに世界一厳しくなる日本のポスト新長期をクリアしなければならないのだ。このハードルはけっして低くはなく、この分野のリーダーであるメルセデスは、既存の高性能触媒をさらに進化・発展させつつ、排出ガスに尿素を吹き付ける「尿素SCR」という特別な後処理装置を開発し、NOxを強制的に化学反応させて無害なチッ素にして排出する方法を採る。また、ホンダの場合は尿素SCRを使わずに、ピエゾ素子を使ったきめ細かい燃料噴射を行うインジェクター(の制御)に工夫を凝らし、時折燃料を濃く噴射することでアンモニアを生成、そこで作り出されたアンモニアをNOxを処理するために使うという方法で、厳しくなる排出ガス基準をクリアするという方向性を示している。

このようにTier II Bin 5などの次世代排出ガス基準は、最近ようやく普及が進んできたDPF(ディーゼル パティキュレート フィルター)だけではNOxを処理しきれないくらい厳しいレベルとなる。それを三菱自動車はそれを独自に開発してクリアするとしているのだ。採用するであろう超高圧の燃料噴射システムや後処理技術についての詳細は公開されていないが、パワーユニットには三菱重工のターボ技術を使うという。どのような技術のブレークスルーを見せてくれるのか。そしてフォルティスのシューティングブレーク バージョンは出るのか。今後の動向を楽しみに待ちたい。

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Report:曽宮岳大
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