ホンダは、展示内容の濃さという意味では期待はずれだったが、ホンダらしいといえばホンダらしい、カリカリルックのS2000を発表した。
さらなる剛性アップと軽量化を両立
今年のニューヨークショーは、かねてより新しい高級車が数多く集まるという噂が飛び交っていたため、きっとホンダもアキュラ ブランドの新型車やコンセプトカーを出してくるだろうと期待されたが、いざ蓋を開けてみれば発表されたニューモデルは、S2000派生のスポーツグレード「S2000 CR」だけという、ちょっと寂しい内容だった。
S2000 CRの「CR」とは、クラブレーサーを意味したもの。週末にサーキット走行を楽しむサンデーレーサーをターゲットに、S2000の持つスポーツ性能をさらに高めるべくチューニング&ドレスアップを施したモデル。エンジンはノーマルだが、軽量化を中心とするメニューで走りが高められており、チューニングメニューの中には、メーカーならではと思わせるものも含まれている。
S2000といえば、オープンカーでありながら骨太な剛性感が感じられる、スポーツカー専用設計ならではの優れたフレームと、それがもたらす秀でたトラクション性能が大きな特徴だと思うが、このクラブレーサー仕様ではボディ剛性がさらに高められており、それと同時に40kgもの軽量化を実現しているのがポイント。といって、内装を取り払ったいかにも「サーキットで鳴らしてます」的な出で立ちではなく、内装はむしろノーマルよりグレードアップされており、専用カラーのスポーツシートやステッチ入りのステアリングホイール、メーカーなどが奢られている。
では、どこで軽量化を実現しているのかと言えば、一番大きいのは電動ソフトトップに代わって採用された脱着式のアルミ製ハードトップ。屋根を電動開閉するためのモーターやその周辺パーツを簡素化したのが効いているだろう。
エクステリアは大型エアロバンパーやリアウイング、ロールオーバーバーの後方に備わるフェアリングなどが備わり、レーシィな雰囲気を演出。サスペンションも強化タイプが組み込まれている。北米では2008年モデルとして、今秋からラインアップに加わる予定となっている。
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