アメリカン ホンダモーターは、LAオートショーにおいて、新型燃料電池車である「FCXクラリティ」を発表。一昨年に公開した「FCXコンセプト」から、実用化に向けて進化したシステムに注目だ。
従来のFCXから燃費性能は20%、航続距離は30%アップ
今回ワールドプレミアした「FCXクラリティ」は、2006年10月に走行テストが公開された「FCXコンセプト」の進化版となる。当初から2008年に新型の燃料電池車を日米で限定販売する、とアナウンスしていたが、そのスケジュール通りに2008年夏から個人客を対象にリース販売を実施するという。
キーポイントとなる燃料電池システムは、もともとホンダが独自に開発を行っている燃料電池スタックをさらに進化。この「V Flow FCスタック」は、従来の水素や生成された水を水平に流す方式から、垂直へ流す方式としているのが特徴となっているが、今回の「FCXクラリティ」では、さらに水素と空気の流路を波形形状とした「Wave流路セパレーター」を新たに採用することで、スタックの性能の向上と、飛躍的な軽量・コンパクト化を実現したという。
これによりスタックの最高出力は100kWへとアップ。容積出力密度は50%、重量出力密度は67%向上し、-30度からの始動も可能となるなど、低温での始動性も向上した。さらにモーターの出力も100kWへと増加、それらを総合するとパワープラント全体の出力密度は、従来のFCX(※FCXコンセプトではない)と比較して、重量出力密度が2倍、容積出力密度は2.2倍となる大幅な軽量・コンパクト・高出力化を達成している。また燃費性能も20%、航続距離は30%向上しているという。
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