アウディはジュネーブショーで、ブランニューモデル「A5」を発表した。現行A4ベースの派生モデルかと思いきや、最新プラットフォームを採用するオールニューであった。
「自身が手掛けた中で最も美しいクルマ」 by ウォルター・ダ・シルバ
新型TTをもって、全モデルに“シングルフレームグリル”を採用し、Q7やR8といったニューモデルを送り出したアウディは、そうしたタイミングから今回のジュネーブはスター不在のエキシビジョンになるかと思われたが、そんなことはなかった。ブランニューの「A5」とそれをベースとする高性能バージョン「S5」を初公開し、会場では多くのギャラリーを集めていた。しかもこのクルマは、未来のコンセプトカーではなく、ヨーロッパでは3月にも受注が始まり6月よりデリバリー開始という、すぐに発売されるクルマなのだ。
そのネーミングから分かるように、A5はA4とA6の中間に位置するモデル。ただしボディはクーペであり、大人4人が乗れるスペースを確保した2ドアモデルとなっている。ボディは全長4625mm×全幅1854mm×全高1372mmと車幅が広めのディメンションであり、現行A4と比べると40mm長く、84mmワイドで、全高は58mm低い。また、ホイールベースは2751mmと、106mmも長くなっているのが新しさを感じさせるポイントだ。
採用された新設計のプラットフォームは、従来のものより特にフロント オーバーハングを短い設計にでき、タイヤを車体の4隅に配したデザインが実現。また基本プロポーションが新しいだけでなく、ボディサイドの曲面(カーブの具合)もこれまでにないもので、ディテールにも凝っている。フォルクスワーゲン グループのデザインを統括するウォルター・ダ・シルバ氏は「A5は、私がかつて手掛けたクルマの中で最も美しい」と述べ、アウディAGのデザインチームに所属するシニアデザイナーの和田智氏も、「A5には様々な新しいアーキテクチャーを取り入れ、古典的クーペフォルムとモダンデザインを融合させた」とニューモデルへの自信を語る。
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