シトロエンがフランクフルトショーでアンベールするもうひとつのコンセプトカーが、この「C-カクタス」。リサイクル可能で軽量なボディと、低燃費性&低CO2排出量を特徴とするエコロジカル・カーとなっている。
C4のプラットフォームがベースのエコロジカル・カー
一見すると5ドアハッチバックのようであり、SUVのようでもある「C-カクタス」は、シトロエンが環境性能に重点を置いて開発したコンセプトカーだ。ちょっと可愛らしいようなフォルムのなかには、エコロジー性の高い様々なアイディアが注ぎ込まれている。
まずそのエクステリアでは、継ぎ目の極端に少ない外板が特徴的だ。例えばフロントまわりでは、ダブルシェブロンのエンブレムとヘッドランプユニット、そしてバンパー部分が一体成型、同様にボンネットと左右フェンダーも一体化されている。またリアではバンパー部からルーフ、サイドスカート部までが一体、という徹底ぶり。ドアパネルも、通常のハッチバックモデルでは12個のパーツで構成されているが、「C-カクタス」ではたった2つしか使用していない。これらは全てリサイクル素材及び、リサイクル可能な素材が用いられている。
インテリアはダッシュボードを廃し、その代わりにセンターコンソールとステアリングまわりにメーター類を集約。またここでも通常のハッチバックモデルの約半分となる200点あまりのパーツで構成されているとのことだ。ちなみにシートにはモノブロック構造が用いられ、パーツ数はわずか2点となっている。
パワートレーンには、昨年のジュネーブショーで公開されたディーゼルハイブリッドの発展型を搭載。このハイブリッドシステムはディーゼルで70ps、モーターで30psを発生し、ヨーロッパの複合燃費基準で2.9L/100km(34.5km/L)という素晴らしい燃費性能を達成しており、CO2の排出量も78g/kmとかなりの低レベルに抑えられている。
ボディサイズは全長4200mm×全幅1800mm×全高1490mmで、車両重量はバッテリーを含めても1109kgと、前述のボディ&キャビンのパーツ点数削減により軽量に仕上げられている。また、価格もC4のエントリーレベルと同等にすることを目標としているという「C-カクタス」。一体パーツの成型に掛かるコストをどれだけ抑えられるかがカギになると思われるが、デザインとともに機能に関しても独創性のあるモデルといえよう。
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Report:相澤隆之
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