今回のフランクフルトショーで、もっとも立派なブースを構えていたのはBMWだった。さらに展示内容も実にゴージャス。中でも意表を付いたのはこの 「X6 コンセプト」だ。
スポーツ アクティビティ クーペ 第一弾
BMWはフランクフルトショーで、朝一番にプレゼンテーションを行った。その主な内容は、持続可能なモビリティを目指し、同社が押し進める“エフィシェント ダイナミクス”を拡大展開していくこと。これまでにも何度かご紹介しているが、BMWが提唱するエフィシェント ダイナミクスとは、自動車のあらゆる構成部品の環境適合性を高めつつ、それと駆け抜ける歓びを両立させること。エンジンそのものの燃費だけでなく、例えばボディ(空力)やパワーステアリング(燃費)、ホイール(軽量化)など、部品単位で少しづつ効率を高めたりロスを低減していくことで、トータルの燃費性能を向上。ひいては石油依存やCO2排出を減らそうという考えだ。そしてそのゴールには、エミッションを排出しない水素社会の到来が描かれている。
そしてこのビジョンは、少しづつ現実味を帯びてきている。BMWは1995年から2008年までにC02排出量を25%減らすことに成功しつつあり、販売車種の22モデルが140g/km以下の低CO2排出を実現している。現段階でヨーロッパで販売される車種の40%がそれにあたり、40万台がエフィシェント ダイナミクス適用車となっている。そして今回ベールを脱いだX6コンセプトもまたエフィシェント ダイナミクスのコンセプトに基づいて開発されている。
X6コンセプトの狙いは、X5で切り開き、X3へと続く“スポーツ アクティビティ ビークル”ともまた異なる新ジャンルの創造にある。インテリジェント xDriveを採用した、ラグジャリー4WDクーペとして新境地を切り開くこの新ジャンルは、“スポーツ アクティビティ クーペ”と名付けられ、今後さらに拡大展開していきそう。その第一弾となる今回のX6コンセプトは、将来的にこれに近いカタチで市販車が送り出される予定となっている。
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