ずいぶん立派なSUVに成長したナ、というのが新型CR-Vの第一印象。見た目の軽快感は薄れたが、代わりにプレミアム感を手にした感じだ。
プレミアム感大幅アップ
3代目となる新型CR-Vがパリサロンで発表された。1995年にカジュアル感覚で乗れるオフロード4WDとして初代が誕生したCR-Vは、これまでの11年間で、250万台の累計販売台数を記録するヒットモデルとなっている。ではそれに続く3代目は、どのような進化を遂げたのかというと、第一印象では、プレミアム・コンパクトSUVとして生まれ変わっているように感じた。
とりわけ質感の向上が著しく、外装のデザイン性や内装の雰囲気がワンランク引き上げられている感じだ。ホンダによると、昨今SUV市場では上質感やプレミアム性の高いプロダクトを求める声が増えているそうで、そうした要求に応えつつ、クラスをリードする燃費性能を追求したのがニューモデルの特徴であるという。
装備も充実していて、クルーズコントロールは、レーダーで前走車との車間を計り、適切な車間距離が保たれるようにスロットルとブレーキを自動操作するアダプティブ・クルースコントロールへと進化している。また新たな機能として、CMBS(コリュージョン・ミティゲーション・ブレーキ.システム)がオプション搭載された。
これはドライバーのよそ見や居眠りなどにより前走車との車間距離が詰まるとまず警告音とランプでドライバーに警告を与え、それでもブレーキを踏むなどの操作が行われない場合、乗員に不快感を与えない範囲で軽くブレーキを作動させ、同時にシートベルトを自動的に巻き上げる装置が作動。それでもなおドライバーによる危険回避が行われず、追突を避けられないと判断される場合にはブレーキを強く作動させるという具合に、段階的に運転支援を行う、プリクラッシュセーフティ技術が搭載されている。
サスペンションは、フロントがストラット式、リアはダブルウイッシュボーン式でラゲッジルームへのサスペンションの張り出しが少なく抑えられている。また、重心高が35mm下げられ、トレッドは30mm拡大されたワイド&ローなシャシー設計により、ダイナミックに走らせたときに車両が安定する効果がこれまで以上に期待できそうだ。
また、4WDシステムは、従来通り普段はFFに近い状態で走り、必要に応じて後輪に駆動力を伝えるオンデマンド式を採用しているが、これも後輪へ伝えるトルクが最大20%高めたシステムへとグレードアップしている。最近のホンダ車は走りが期待できるモデルが多いが、新型CR-Vもその1台に数えられる。
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