ヒュンダイは、3ドアハッチのクロスオーバー・コンセプトをLAショーで発表した。既存の価値感にとらわれずにデザインされたタフなボディは、ヒュンダイの北米デザインチームによる作となる。
軽量化と剛性アップを両立するユニークなアイデア
ヒュンダイは、近未来のクロスオーバーをイメージしたコンセプトカー、「HCD10 ヘリオン」をLAショーで発表した。カリフォルニアに本社を構える北米ヒュンダイは、2007年に全10モデルをラインアップすると発表しており、そのうち3モデルがSUVとなる。だが、今回発表されたヘリオンはその中には含まれず、もう少し先を見据えてデザインされたスタディモデルである。
クロスオーバー系のコンセプトモデルは他社からも数多くの出展があったが、ヒュンダイのそれは、3ドアハッチバックをベースとしている点が他車と一線を画すポイント。バギーをモダンに仕立てたようなこのクルマは、その全長4.2m足らずのコンパクトなボディに20インチの大径ホイールを装着、見るからにタフなイメージを伝えてくる。
聞くところによると、このクルマのデザインモチーフとなったのは、なんと“バックパック”だとか。バックパックにも色々なタイプがあるが、表面にリブ(凸凹)加工が施してあるハードシェル式のタイプをご存じだと思う。ヘリオンでは、軽量化と耐衝撃性を両立させるそのリブ加工を用いることによって、実際のボディ剛性アップと見るからに丈夫そうなルックスを実現。サイドドアの縁の部分やリアフェンダーの一部が膨らんでいるのは、そのリブ構造によるものだ。
インテリアは、空調などのアメニティ装備のスイッチをコンソール上のコントローラーに集約し、センターモニター上で操作できるBMWのiDriveのようなインターフェイスが用いられている。これからのクルマのインテリアデザインはやはりこの方向で進化していくのだろうか。一方、エンジンは3リッターのコモンレールディーゼル(236hp)を搭載し、排出ガスのクリーン化が図られている。
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