ルノーはジュネーブショーで、スポーツワゴンのコンセプトカー「ALTICA」(アルティカ)を世界初公開する。今までになかった斬新なカタチに注目だ。
高速域で乱流を低減する空力ワゴンボディ
ルノーのワールドプレミアは、「アルティカ」と名付けられたスポーティなステーションワゴンのコンセプトカーだ。フロントマスクは、2004年9月のパリサロンで発表されたクーペのコンセプトカー「フルエンス」や05年フランクフルトショーでお披露目されたクロスオーバー・コンセプト「エジェウス」などに通じるデザインが採用されている。ルノーの副社長にしてデザイン部門のトップであるパトリック・ルケマン氏の手によるこれらのコンセプトカーに“3連続”で採用されたこの次世代マスクは、近い将来登場する市販モデルにもフィードバックされそうな感じだ。
さらに注目したいのは、リアデザイン。ユーティリティを無視した・・・とまでは言わないまでも、スタイリング重視でデザインしたと思しきエステートボディは、既存のワゴンやクーペといったジャンルにカテゴライズし難い斬新なカタチに仕上がっている。普通に考えたら「カッコはいいけど、このカタチで市販化はないでしょう」と切り捨てたくなるところだが、スピダーやメガーヌのような飛び抜けたデザインを積極的に採用するルノーのこと、「ひょっとしたら・・・」を期待したい。
もちろん、この次世代ワゴンが空力学に基づいてデザインされているのはいうまでもなく、高速域で整流効果が高まる仕掛けが講じられている。ルーフ後端に位置する「アクティブ・シンセティック・ジェット」と呼ばれる可変スリット機構が、高速域で車体後部に発生する乱流を低減する。具体的には時速130km走行時のCd値を15%低減する効果があるという。
ボディは、全長4270mm×全幅1830mm×全高1360mm、ホイールベース2620mmのミディアムクラス。エンジンは、ルノーと日産の共同開発による2リッターdCi(ディーゼル)を搭載し、最高出力177hp、最大トルク38.8kg-mを発生。0~100km/h加速を7.5秒で駆け抜ける加速性能と、優れた環境性能を両立したとしている。
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