奇抜なチューニングで知られるリンスピードが、ポルシェ・カイエンをベースにしたチューンドカーを製作。その仕上がりは、やはり他のチューナーズモデルとは一線を画していて、実に独創的かつ超過激だ。
これぞ究極のローライダー
ドイツを拠点とする地元チューナーはもちろん、ヨーロッパ各国のツワモノが自慢のチューニングカーを発表する場、それがエッセン・モーターショーだ。スイスのチューナー、RINSPEED(リンスピード)も国境を越えてやってくる遠征組のひとつだ。
この会社、時に市販化がゼッタイあり得ないような奇抜なコンセプトカーをモーターショーに出すのだが、いずれのモデルもボディをオリジナルで作ってしまうなど、ボディやフレーム製作の技術力にかけては自他共に認める実力派だ。そんなリンスピードが手掛けるチューニングカーとはどんな感じなのかというと、好き嫌いがはっきり分かれるタイプ。つまり超個性的なのだ。
たとえばこの「チョップスター」。今年3月のジュネーブショーで発表されたこのクルマは、見て分かるようにポルシェ 955、すなわちカイエンをベースにしたチューンドカーだが、大口のフロントグリルや大胆なオーバーフェンダーは、ノーマル崇拝者には“えげつなく”映るだろう。しかしチューニングカー好きなら、「よくぞやった!」と絶賛したくなる可能性大だ。
写真をよ~く見て欲しい。ノーマルよりボンネットラインが高く、ボリューム感が増しているように見えないだろうか。だが、実際は強化サスにより車高が下げられている。ではなぜ、そう見えるのか。実はこのクルマ、ルーフをぶった切ってピラーを短縮化、その上で新調したルーフを繋ぎ合わせている。つまり“キャビンのローダウン化”が施されているのだ。それゆえ、相対的にウエストラインより下側が大きく見えるというわけ。
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