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[Aston Martin]

[2006/01/11]


デトロイトショー 2006 アストン・マーティン RAPIDE

デトロイトショー 2006 アストン・マーティン RAPIDEアストン・マーティンは、新しい4シータークーペのコンセプトカー「RAPIDE」をデトロイトショーで発表した。

普通にして非凡なドア

フォードは、同グループに属するヨーロッパ系高級車ブランドだけを集めたプレスコンファレンスを開いた。そこにはジャガー、アストン・マーティン、ボルボが含まれる(ランドローバーは新型車がなかった)が、その中でも超が付く高級車ブランドのアストン・マーティンからは、「RAPIDE」という4シーターのコンセプトカーが登場した。

92年の歴史を持つアストン・マーティンは、これまでに何度もの経営危機に瀕し、親会社が転々と変わる時代を乗り越えてきたが、90年代にフォード傘下に加わり安定を得てからは、意欲的にニューモデルを送り込んでいる。フォードグループに加わり大きく変わったのは、生産効率の向上、ひいては販売台数を増やせる体制が整ったことだろう。

現在アストンのラインアップは、2シータークーペの「V8 VANTAGE」、2+2クーペの「DB9 クーペ」およびそのオープン版「DB9 VOLANTE」、2シータークーペ(2+2も選択可能)のフラッグシップ「Vanquish」があるが、今回登場した「RAPIDE」は、DB9などに採用されるVHアーキテクチャーをベースにボディを延長、これまでのように2+2ではなく本格的な4人乗りである点が新しい。サイズは、全長5000mm×全幅1888mm×全高1333mm、ホイールベース2990mmとかなり大きい、というより長い。

ところで、プレスコンファレンスというのは、おおまかに2つのパターンにわけられる。ひとつは最初からクルマがそこに置いてあって、発表の瞬間に幕が取り払われるパターン。こちらはデザインスタディ(あるいはステージが狭い場合)に良く使われる。そしてもうひとつは、ステージまで自走してきて登場するパターンだ。こちらはそのクルマが走れる状態にあることをアピールする効果があり、市販予定のクルマの演出として使われることが多い。RAPIDの場合は後者だった。

RAPIDEはステージ上まで走ってきて、ステージの中央で停車した。すると次の瞬間、多くの報道陣がギョッとした。その理由は、ドアが2枚ではなく「4枚」開いて、中からオトナ3人と犬が降りてきたからだった。アストン・マーティン、それもクーペが、4ドアで登場するとはまさに意表を突かれた感じだ。

だが、やはりというべきか、何の変哲もない4ドアかというと、そういうわけではなかった。4枚のドアは一般的なクルマのように水平方向に開くのではなく、やや上方に向かって開いていくようになっている。イメージとしては、通常のヒンジ式ドアとガルウイングの中間といった感じで、このちょっとした工夫が流麗なクーペボディとの相乗効果で、ファミリーカーのようなイメージを無縁のものとしている。さすがアストン・マーティン、やることがキザだ。

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