GMが、今年末に販売を予定しているサーブのミディアムサイズワゴン「9-3スポーツコンビ」をジュネーブショーで発表した。
要するにスポーツワゴン
サーブ9-3スポーツコンビは、エントリーモデル9-3シリーズの新たなバリエーションとして、ヨーロッパでは年内にも発売が予定されているワゴンバージョンだ。2003年のフランクフルトショーでコンセプトカーが発表され、その時は「9-3スポーツハッチ」という名前が与えられていたが、サーブが今回のショーでもこのクルマを「9-3エステート」として発表しなかったのは、独創的なデザインとスポーティな走りを兼ね備えていることをアピールするためか。
ともあれこの5ドアモデルは、ヨーロッパでこのクラスのプレミアムワゴンの人気が高まっていることに対応したモデルであることに変わりはない。サーブの調べによると昨年欧州におけるミドルクラスワゴンの販売台数は25万台を超え、さらに興味深いのは、そのうちの70%をディーゼル仕様が占めていたとのこと。そこでサーブも市販モデルにはガソリン仕様を5タイプとディーゼル仕様2種類を用意し、万全の備えでミドルクラスワゴン市場に踏み入れる構えだ。
もっともサーブは、上のクラスの9-5シリーズにはすでにエステートモデルをラインアップしているので、ワゴンを手掛けるのは今回が初めてというわけではない。むしろ同国のライバルであるボルボがずいぶん前にV50(かつてのV40)を発売し、ジャガーさえもが同クラスのワゴン市場に参入しているなか、これまで9-3シリーズにワゴンの設定が無かったことの方が不思議なくらいだ。
後発となるサーブ9-3スポーツコンビは、しかしその遅れを取り戻すかのように、デザイン以外の部分でも気合いを見せる。たとえばボディは、開口部が広いワゴン形状であるにも関わらずセダンとほぼ同等の剛性を確保しているというし、とりわけ空力性能では、Cd値 0.33をマークしつつ、さらに前後アクスルのゼロリフトを実現するなど元航空機メーカーの面目を保っている。またセダンやカブリオレで好評の「エアロ」がワゴンにも用意されるようだが、そちらにはGM最新の2.8リッターV6ターボの搭載が予定されている。そうなるとエアロは現在の209psから、一気に250psにパワーアップすることになる。
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