- TOP
- ヨコハマ DNA Earth-1

ワイド・バリエーションはホンキの証!エコと走りを両立するヨコハマの野心作
ヨコハマ DNA Earth-1
これまで、エコ系タイヤは対応車種が限られる傾向が強かったがそんな状況を打破するモデルがついに登場。コンパクトカーからミニバンまで、誰もがタイヤで「エコ」できる時代が到来したのだ。[2008/03/06]
専用ナノパワーゴム、キモはオレンジオイルに
燃料価格の高騰と環境意識の高まりから、省燃費性能に優れたいわゆるエコタイヤが人気を集めている。ここで紹介するDNAアースワンは、ヨコハマの誇るエコ・フラッグシップタイヤ、DNAデシベル・スーパーeスペックに搭載された最新技術を導入。これまでエコ系の主力だったエコスよりも一段と進化したニュータイヤという位置付けになる。スーパーeスペックは限定的なサイズ設定だったが、アースワンはほぼ乗用車サイズ全般を網羅する。
アースワンのセールスポイントは、省燃費とウェット性能の両立。低い転がり抵抗とグリップ性能という二律背反要素を高次元でバランスさせている。では、この性能はどのように実現されたのか?
まず、低い転がり抵抗のためには発熱を低く抑える必要がある。これまで、エコスにナノテクを使ったシリカ配合コンパウンド技術が採用されてきたのはそのためだ。だがグリップを得る上で、コンパウンドは逆に発熱によってしなやかさをや路面との密着性を高めなくてはならない。そこで考え出されたのが、天然ゴム比率の高いコンパウンドにオレンジオイルを配合するという手法だ。
アースワンのコンパウンドは、合成ゴム系ナノパワーゴムと天然ゴム系にオレンジオイルを配合したスーパーナノパワーゴムの間に位置し、性能的にはスーパーeスペックに近い。オレンジオイルの効能は、すでにスーパーeスペックによって知られるところだが、ゴムとなじみやすく、ゴムのポリマーの隙間に入り込んで絡み合ったポリマーの動きをしなやかにすることでミクロレベルの接地面積を増す。また、運動が激しい際には発熱を促進することから、通常は発熱の少ない省燃費、激しいアクションでは発熱によってグリップを高めるという走行条件に応じた二面性を発揮するわけだ。
試乗前、アースワンとエコスによる転がり抵抗の比較デモが行なわれ、同一条件下でアースワン装着車がより遠くまで慣性で転がることが実演された。またウェット路での制動デモでも、アースワンがエコスを凌ぐ短い制動距離を発揮することが確認できた。
実際に走らせてみると、タイヤの転がり方は路面を問わず滑らかで、ステアリングに伝わる振動は非常に少ない。また、ロープロファイルのモデルは、フィラー部の縦剛性を低減する構造(天地方向が小さめ)を与えられていて、これが突き上げ感の少ない乗り心地を見せてくれた。エコスとの比較試乗を行なってみると、感覚的には「5%は扁平率が違うか?」と思う出来映えだった。
操舵レスポンスは、いわゆるハイパフォーマンス系のごときダイレクト感はないが日常使いのタイヤとしては不満のない素直な操舵感だ。あえてエコスとの違いを探すなら、アースワンはコンパウンド表面の当たりがソフトなためか、指先だけで操舵してみるとわずかに抵抗感がある気がする。まあ、これが良好なウェットグリップを物語るものなのだろう。
高速でのレーンチェンジは、穏やかながら収まりの良いゲインを確認。スポーツ指向のユーザーならもっと機敏な特性を望むだろうが、一般的な乗用車には好マッチングといえる。周回路のバンク下を使って高速旋回を試すと、外気温が低いにも関わらずグリップは良好。これなら寒い季節にも不満はない。ただ、ここでもスポーツタイヤのような強引なグリップ感はなく、攻め込むと「にじる」ような手応えを感じた。だが、タイヤにはそれぞれ役どころがある。アースワンにハイパフォーマンスタイヤの領域まで望むのは無理というもの。アースワンの良さは、普段使いのタイヤとしての高性能を持ちつつ、当代一流のエコ性能を兼ね備えるところにあるのだ。
Report:竹平 誠
Photo:水野孔男
アースワンのセールスポイントは、省燃費とウェット性能の両立。低い転がり抵抗とグリップ性能という二律背反要素を高次元でバランスさせている。では、この性能はどのように実現されたのか?
まず、低い転がり抵抗のためには発熱を低く抑える必要がある。これまで、エコスにナノテクを使ったシリカ配合コンパウンド技術が採用されてきたのはそのためだ。だがグリップを得る上で、コンパウンドは逆に発熱によってしなやかさをや路面との密着性を高めなくてはならない。そこで考え出されたのが、天然ゴム比率の高いコンパウンドにオレンジオイルを配合するという手法だ。
アースワンのコンパウンドは、合成ゴム系ナノパワーゴムと天然ゴム系にオレンジオイルを配合したスーパーナノパワーゴムの間に位置し、性能的にはスーパーeスペックに近い。オレンジオイルの効能は、すでにスーパーeスペックによって知られるところだが、ゴムとなじみやすく、ゴムのポリマーの隙間に入り込んで絡み合ったポリマーの動きをしなやかにすることでミクロレベルの接地面積を増す。また、運動が激しい際には発熱を促進することから、通常は発熱の少ない省燃費、激しいアクションでは発熱によってグリップを高めるという走行条件に応じた二面性を発揮するわけだ。
試乗前、アースワンとエコスによる転がり抵抗の比較デモが行なわれ、同一条件下でアースワン装着車がより遠くまで慣性で転がることが実演された。またウェット路での制動デモでも、アースワンがエコスを凌ぐ短い制動距離を発揮することが確認できた。
実際に走らせてみると、タイヤの転がり方は路面を問わず滑らかで、ステアリングに伝わる振動は非常に少ない。また、ロープロファイルのモデルは、フィラー部の縦剛性を低減する構造(天地方向が小さめ)を与えられていて、これが突き上げ感の少ない乗り心地を見せてくれた。エコスとの比較試乗を行なってみると、感覚的には「5%は扁平率が違うか?」と思う出来映えだった。
操舵レスポンスは、いわゆるハイパフォーマンス系のごときダイレクト感はないが日常使いのタイヤとしては不満のない素直な操舵感だ。あえてエコスとの違いを探すなら、アースワンはコンパウンド表面の当たりがソフトなためか、指先だけで操舵してみるとわずかに抵抗感がある気がする。まあ、これが良好なウェットグリップを物語るものなのだろう。
高速でのレーンチェンジは、穏やかながら収まりの良いゲインを確認。スポーツ指向のユーザーならもっと機敏な特性を望むだろうが、一般的な乗用車には好マッチングといえる。周回路のバンク下を使って高速旋回を試すと、外気温が低いにも関わらずグリップは良好。これなら寒い季節にも不満はない。ただ、ここでもスポーツタイヤのような強引なグリップ感はなく、攻め込むと「にじる」ような手応えを感じた。だが、タイヤにはそれぞれ役どころがある。アースワンにハイパフォーマンスタイヤの領域まで望むのは無理というもの。アースワンの良さは、普段使いのタイヤとしての高性能を持ちつつ、当代一流のエコ性能を兼ね備えるところにあるのだ。
Report:竹平 誠
Photo:水野孔男
「」のおすすめコンテンツ
キーワードは5つの“S”総合力を追求したミニバン専用モデル グッドイヤー EAGLE RV-Sサーキット適性はSタイヤ並み!?30年という節目を飾る最強のポテンザ ブリヂストン POTENZA RE-11
エコカーが当たり前になる時代は来るか? 今のうちにエコカーをメジャーに!(5/5)
エコカーが当たり前になる時代は来るか? 今のうちにエコカーをメジャーに!(4/5)
エコカーが当たり前になる時代は来るか? 今のうちにエコカーをメジャーに!(3/5)
>>「」記事一覧














