フォルクスワーゲン・トゥアレグ・テストファイル

VW TOUAREG Test File

ジープ・グランドチェロキー・リミテッド5.7
JEEP GRAND CHEROKEE LIMITED 5.7

フォルクスワーゲン・トゥアレグV8
VOLKSWAGEN TOUAREG V8

ランドローバー・ディスカバリー3 HSE
LANDROVER DISCOVERY3 HSE

トゥアレグのパフォーマンスを
ライバル対決を通して再検証する。


プレミアムSUVとして、ここ日本でも好調なセールスが伝えられるトゥアレグ。市場初参入にしてこの快挙、果たしてトゥアレグにはどんな魅力があるのか?今回はSUVの老舗ブランド、ランドローバーとジープから先頃リリースされたばかりのニューモデルと直接対決させることで、トゥアレグのパフォーマンスをオン/オフ両面から検証してみる。

リポート|竹平 誠|M.Takehira フォト|郡 大二郎|D.Kori

 

多様化が進行中のプレミアムSUV市場


 最初は都市型ビジネスパーソンの足として、ちょっとコンパクト(アメリカ的見方だが)で高級なSUVが使われ始めたのが、今日のプレミアムSUV市場の始まりだった。最初はグランドチェロキー、そしてMLやRX300がブームを生み出した立役者だ。市場はエントリープライスの日本車、米国車のゾーンと、上級価格帯の欧州車という構図になっている。
  現在は米国経済の好況にも後押しされ、富裕層の女性が「所帯くさい」ミニバンから「自立した女性に見える」プレミアムSUVに乗り替え始め、このセグメントの活況に拍車をかけている。それに伴い、ミニバン的な機能を追加するトレンドが生まれ、サードシート装備という新たなジャンルも拡大しつつある。
  今回紹介するクルマで言えば、トゥアレグはプレミアムSUVのオリジナルなレシピに欧州的味付けを打ち出したもので、このセグメントの元祖たるグランドチェロキーもまた正当派のジャンルだが、全体に高価格化が進んだ今となっては少しエントリークラスの価格帯に近い存在。ディスカバリー3は、ミニバン・リプレース派も視野に入れつつ高級価格帯で勝負するというようなポジションにある。
  我が国では、ディーゼル・パージによってSUVが消え始めた頃にプレミアムSUV時代が訪れた。現在のブームはコンセプトが受け入れられたというより、毛色の変わった高級車を求める購買層に支持されて市民権を得た感がある。



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