アルファ・ロメオ・アルファ147
ALFA ROMEO ALFA 147

マイナーチェンジで印象を変えたが
らしさは少しも損なわれていない


specification ALFA ROMEO ALFA147 2.0TS Selespeed
■全長×全幅×全高=4225×1730×1450mm■ホイールベース=2545mm■車両重量=1330kg■エンジン種類/排気量=直4DOHC16V/1969cc■最高出力=150ps(110kW)/6300rpm■最大トルク=18.4kg-m(181Nm)/3800rpm■トランスミッション=5AT■サスペンション(F:R)=Wウィッシュボーン:ストラット■ブレーキ(F:R)=Vディスク:ディスク■タイヤサイズ=205/55R16■東京標準現金価格=3,139,500円:
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笹目二朗S.J.Sasame : valuation

機敏なるレスポンスがドライバーを刺激する

 ドライビングポジションは、足元が窮屈でリーチが遠いのがイタリア流だった時代もあるが、最新の147は調整代が大きく好みのポジションを作り出せる。
  動き出すとすぐに、これは面白いと感じさせる要因は何なのだろう。レスポンス、そうそれは認めざるを得ない。ドライバーの意思に即応するのはもちろん、さらにもっともっとと催促してくる。
  ツインスパークエンジンは音も官能的だし、トルク/レスポンスともに4気筒の鑑。セレスピードも初期に比べてクロスしたギア比になってからは、CITYモードでもスムーズに繋がる。ステアリングの反力感も最良で、路面との対話が楽しい。復元性が悪くキックバックを抑え過ぎたクルマに比べ、何と機敏に感じることか。
  前輪の接地感は頼もしく、アンダーステアはごく軽微。といって後輪が滑る様子もない。とにかく、車輪はよくストロークして路面を離さない。スプリングの反発に対し、ダンパー減衰力が勝る感覚はアルファの伝統。揺り返しを食らうことなくスッと納まる挙動には安心感がある。ストロークを規制し固いスプリングとタイヤのグリップに頼るチューンとは対照的だ。
  外寸や室内の広々感に対し、動き始めると小さなクルマに感じられるのは身軽な証拠。個性的なスタイリングは今回のマイナーチェンジで印象を変え、156に似て大人びたが、アルファらしさは少しも損なわれていない。

熊倉重春S.Kumakura : valuation

姿は依然として美しいがあまり新鮮さはない

新型とはいえ、目付きが少し強くなった程度なので、あまり新鮮さはない。ステアリングを切り込んだ瞬間キュッと反応するあたりは楽しいが、アストラやゴルフ(特にGTI)が入荷した今、相対的に設計の古さを感じないわけにはいかない。セレスピードの改善もこのへんが限度か。姿は依然として美しいが。

萩原秀輝H.Hagihara : valuation

刺激の強さを望むなら乗った瞬間好きになる

147はアルファ・ロメオらしさを全身で表現している。ステアリングはロック・トゥ・ロックが2回転プラスと超クイック。ステアリング操作に対してノーズはスパッと向きを変える。エンジンは洗練度こそ増しているが、相変わらずビンビン吹き上がる。そうした刺激の強さを望むなら乗った瞬間に好きになるはずだ。

齋藤 聡S.Saito : valuation

理屈だけでは語れない気持ちよさが詰まっている

感性に訴えかけるチューニングの上手さは量産メーカー随一だろう。重いノーズが軽々と動き、路面をギュッと踏みしめるようにして気持ちよく旋回してくれる。絶対性能ではなく、自己完結型の気持ちよさを持ったクルマ。セレスピードが低速域で雑だとか、限界域でアンダーが強いというのは枝葉末節の部分。

島下泰久Y.Shimashita : valuation

キレ味がマイルドになっても
走りの楽しさは色褪せない


目つきの険しいフロントマスク以外での注目は、セレスピード車に採用されたコンフォートサスペンション。おかげで乗り心地はしっとり優しくなったが、一方で147特有のキレ味も鈍ってしまった。とはいえ、そのエンジン等々、他車に比べれば今も十分に軽快活発。走りの楽しい1台であることに変わりはない。

フェイスリフトを中心に、先頃マイナーチェンジを受けたアルファ147。兄貴分の156にも通じるアングリーアイと呼ばれるツリ目が、さらなる存在感を主張。ツインスパークユニット、そしてセレスピードはノータッチのままだが、今回新たにコンフォートサスペンションが採用され、快適性が向上している。インテリアにも小変更が加えられ、メーターが3眼式からパネル式へ変更されたほか、シート表皮にも新素材が採用されている。
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