アウディA8 6.0クワトロ
AUDI A8 6.0 Quattro

まさにアウディの「今」を
象徴する先鋭的なフラッグシップ


specification
■全長×全幅×全高=5055×1895×1450mm■ホイールベース=2945mm■車両重量=2030kg■エンジン種類/排気量=W12DOHC48V/5998cc■最高出力=450ps(331kW)/6200rpm■最大トルク=59.1kg-m(580Nm)/4000rpm■トランスミッション=6AT■サスペンション(F:R)=4リンク:トラペゾイタル■ブレーキ(F:R)=Vディスク:Vディスク
■タイヤサイズ=255/45R18
■東京標準現金価格=14,800,000円問い合わせ先



島下泰久Y.Shimashita : valuation

走りを楽しめるコンパクトワゴンの決定版

 アウディの旗艦となるA8 6.0クワトロは、まさに「技術による先進」を体現する存在だ。何と言っても、そのエンジンはW型12気筒。12気筒とクワトロを両立できたのは、V型よりも前後長が短いW12のおかげだ。さらにボディはASFと呼ばれるアルミ製で、クワトロの重量増分を相殺。車重はFRのライバルたちとほぼ同等に収まる。つまり、数々の先進技術がすべて密接に関連しあって、ライバルとは明らかに異なるパッケージを成立させているわけだ。
  その走りっぷりも、やはりアウディの“今”が明快に表現される。そのW12ユニットは、低中速域では黒子に徹するものの、4000rpm辺りからW型独特のビート感を際立たせはじめ、そこからトップエンドまでは豪放な吹け上がりを見せる。アダプティブエアサスペンションを備えたシャシーも、中立付近からやり過ぎなくらいシャープなステアリングの躾けを含め、クワトロの安定性を背景に俊敏性の方向にハッキリ振られている。総じて12気筒サルーンとしては珍しい、敏捷でスポーティな路線が貫かれているのである。
  なまじ動力性能が高いだけに、直進性などはもっと磨かれてもいいとは思うが、いずれにせよ、ゆったり安楽というのではなく、よりアクティブな乗り味を求める新世代のエグゼクティブこそが、そのターゲットなのは間違いない。それはまさに今のアウディが目指すところ、そのものなのだろう。。

熊倉重春S.Kumakura : valuation

全体の仕上がりはスーパーコンピュータ的

究極の「ロボ・カー」。特異なW12エンジンのトルク感にも溜め息が出るが、とにかく全体がスーパーコンピュータ的で、路面や天候も問わず、たぶん世界最速セダンであり続けることができる。総アルミボディの御利益もあらたか。相対的に低い重心を活かした俊敏きわまるコーナリングワークも超絶的。

萩原秀輝H.Hagihara : valuation

独自のメカニズムを「持つ」ことに意味あり

アウディを持つ歓びは、そのメカニズムを手中に収めることにつきる。とくにW12エンジンは、特異なシリンダーレイアウト内で起きるピストンやバルブの動きについての想像力を掻き立てる。さらに、クワトロシステムとアルミスペースフレーム。それらがもたらす走りは、洗練度の面で不満はあるが……。

笹目二朗S.J.Sasame : valuation

特異なシリンダー配置のW12は滑らかさが魅力

ドライビングポジションはアウディの例に習いこのクラスで絶品。A8はドライバーズカーである。W型12気筒はコンパクトながら、2tを越す重量をものともせず瞬く間に怒濤の加速が訪れる。狭角V6を2つ合わせた特異なシリンダ−配列による点火時期は、不等間隔爆発ながらマルチゆえに16気筒並みに滑らか。

齋藤 聡S.Saito : valuation

W12気筒の鼓動は不思議と心拍にリンク

いまや正統派プレミアムセダンの姿かたちは、このアウディにあるのではないか。緻密で隙のないインテリアの仕上げの良さからくる快適性は文句なし。W12気筒エンジンの独特の鼓動を持った滑らかさは不思議と心拍とリンクする。機械的な完成度の高さを感じさせる一方で、深く安らげる快適性を持っている。


全長5mオーバーのビッグサルーンらしからぬ、スポーティなテイストが特徴となるA8のトップモデルが6.0クワトロ。駆動方式は、もちろんアウディ自慢の4WDシステム、クワトロだ。標準ボディの他に、ホイールベースを130mm延長したLモデルも用意される(16,600,000円)。インテリアは基本的にV8モデルと共通の仕立て。ただし、6.0クワトロではルーフライニング等にアルカンタラを使用、上質感に磨きを掛けている。
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