VOLKSWAGENフォルクスワーゲン・ゴルフGTI
GOLF GTI

RENAULTルノー・メガーヌ・ルノー・スポール5ドア
MEGANE RENAULT SPORT 5door

OPELオペル・アストラ2.0ターボスポーツ
ASTRA 2.0 TURBO SPORT

トレンドは2リッターターボ&
オーバー200ps!?
ゴルフGTIの上陸でCセグメントにおける
ホットハッチ選びは悩ましい局面に


ここ数年で“重武装化”がより鮮明になっているCセグメントのホットハッチ。もはや17インチタイヤは当たり前。加えて以前なら200psオーバーのFFなど“ゲテモノ”の典型だったはずなのに2リッタークラスでもご覧の通り……。だが、まさにそれゆえに選び甲斐があるのも事実。ゴルフをはじめとする現代のターボFFは、それぞれに独自の魅力を湛えた存在だからである。

リポート|熊倉重春|S.Kumakura  フォト|松本高好|T.Matsumoto
取材協力=本庄サーキット TEL:0495-72-9611


スペックには共通項が多い3モデルだが……

 デザインや雰囲気も大切だが、スポーツセダンの「スポーツ」たる所以はハンドリングにある。個性というものがあるなら、ここに最も色濃く現れてほしい。
  そういうわけで4月の末、新規開業を目前に控えた本庄サーキットに、最新の舶来ホッハッチが3台登場することになった。埼玉県児玉郡の町外れに建設されたこのコースは、一周わずか1kmそこそこだが幅が最低でも12mあるので、カートやミニバイクだけでなく普通のクルマも走れる。2リッター級ならほとんど2速、時々3速がやっとでも、コーナリングの瞬間芸を観察するには不足しない。
  エントリーは最新のVWゴルフGTI、迎え撃つはオペル・アストラ2.0ターボスポーツにルノー・メガーヌRS(ルノー・スポール)。どれも全長4.2m級のフロントに4気筒エンジンを横置きした、ユーロCセグメントの主軸。期せずしてパワーユニットも2リッターターボで200psクラス、もちろん変速機も6速だ。余談ながら、この日のゴルフGTIは6速MTだったが、他に2ペダル6速シーケンシャルのDSGもあって、そちらの方が速いことは後述する。
  もちろん、3車種とも今までに公道でそこそこ元気に行った時の状態は確認ずみ。その程度ならどれも似たようなものと思いがちだが、けっこう性格の違いがはっきりして興味深い。簡単に総括すると、まずゴルフGTIは重厚で緻密感が強く、誰でも同じように速く走りやすい優等生。アストラ・ターボは素の感触が魅力で、八方美人ではないが破綻もきたさず、しゃきしゃきダイレクトな操縦感覚があって楽しい。それらに対してメガーヌRSは、色っぽいアピアランスの奥に魔性を秘めてかなりスリリング。いきなりグワッと盛り上がるターボパンチなど古臭くもあり、ブレーキも繊細な踏み方を要求するなど、快適な居住性とは裏腹の上級ドライバー向きと言える。そういえば最近メガーヌは5ドアの右ハンドル仕様も発売され、ボディ形式の点でもゴルフ/アストラと互角になった(ただしデザイン面では3ドアのブッ飛び感覚に敵わない)。
 

VOLKSWAGEN GOLF GTI

「パイオニア」らしいすべてにソツのない作りがウリ


OPEL ASTRA 2.0 TURBO SPORT

いかにもオペルらしいマジメな仕立てが独自の魅力に

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