

ビー・エム・ダブリュー330i
BMW 330i
 最新のプレミアムD、BMW 3シリーズで
近代建築の歴史的遺産をたずねる。

さて、ロングツーリング企画のトップを飾るのは上陸間もないBMW3シリーズ。
今回連れ出したのは330iだが、コイツだけソロなのにはワケがある。簡単に言えば、割り当てられたページを構成する上で十分な内容を持つと事前に判断されたからなのだが、テストを終えて痛感したのは、むしろ6ページでは到底足りないということだった!

リポート|吉田 匠|Y.Yoshida フォト|望月浩彦|H.Mochizuki

 | 独特のスムーズさはまさにBMWフィール

コードネームE90こと新型BMW3シリーズは、いまクルマ好きのあいだで最も注目を浴びているニューモデルに違いない。
そこで4月初旬某日、私と本誌編集部OはニューBMW3シリーズの1台、スパークリング・グラファイトなる渋いボディカラーを纏った330iを駆って東京を発ち、神戸に向かった。1000kmを超える長距離を走り抜くことで、その実力を直に身体で感じてみようというわけだ。
まずは都心に出て撮影をこなし、60リッター入りのタンクにプレミアムガソリンを満たす。そうやって都内を流して私が実感したのは、こいつはまぎれもなくBMWである、という当たり前の感触だった。ステアフィールしかり、乗り心地しかり、エンジンの回転感しかり、それに6速ATのシフト感まで、すべての金属部品が粘度の濃い上質なオイルにくるまれて作動しているかのような、独特のスムーズさに包まれている。それが私の言うBMWフィールである。
たとえば乗り心地は、これまで以上のスタビリティを手に入れるため、タッチの硬いドライな感触になっているのかと想像していたが、違った。サスペンションの動きはこれまでと同様、ウエットで滑らかな感触を維持している。だから、工事が絶えない六本木通りの荒れた路面も、直接的なショックを感じさせずに乗り切っていく。
一方、街中を低速で走行中に大舵角を必要とする状況に遭遇すると、5シリーズより制御がマイルドになっているとはいえ、想定する以上にノーズが鋭く切れ込むアクティブ・ステアリングに、依然として戸惑いを覚えた。それと、オーバーサーボといえるほど踏力の軽いブレーキも、他のクルマから乗り換えると慣れを要する。
もうひとつ、多くのE46ユーザーがE90のボディサイズ、それも1815mmへと75mmも広がった全幅に気を揉んでいる。だが幸いにも都内のメインロードでは、幅の広さに困惑することはなかった。とはいえ、ファミレスの狭い駐車場に紛れ込んだりすれば、E46との違いは明確なはずだが……。
渋谷の先から首都高速に駆け上がり、東名高速に合流すると、クルマもドライバーもいよいよ本領発揮、という気分になる。
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ひと回り大きくなったボディだが、街中でも持て余すほどではない。トレッドに限ればさほど拡大されていないので、タワーパーキング等における弊害も少ないはず、という。 |
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新しい3シリーズは、全モデルでランフラットタイヤが標準となる。330iのノーマルサイズは225/45R17。試乗車は、ピレリの「eufori@」というモデルを履いていた。 |
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「神戸といえば神戸牛」というのは、いささかストレート過ぎる発想だったが、市内に数ある神戸牛扱い店の中から吉田リポーター(の知人)の推薦で訪れた「STEAK-HOUSE KOKUBU」のロース・ステーキは確かに絶品でした。“一見さん”では見つけるのが難しいロケーションも隠れ家的でGOOD。営業時間は、17:00〜22:00。●問い合わせ先=STEAK-HOUSE KOKUBU TEL:078-321-1717 |
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