10,000,000 yen Class

PORSCHE ポルシェ911
911
HONDA ホンダNSX
NSX
TVR TVRタスカン
TUSCAN

ピュアスポーツでありながら独自の
ステイタス性を持つ高級スポーツカーの世界


1,000万円クラスには、より個性の際立つモデルが数多く存在する。
その基本は、ピュアスポーツを謳いながらも、普段使いができる独自のステイタス性を持つ高級スポーツカーの世界だ。
奇しくも今回の3台は、同じ6つのシリンダーを持ちながらも各々全く違うエンジン形式と駆動方式で作られている。
果たしてそれぞれがどんなキャラクターを演出するのか――。

 

リポート|渡辺敏史|T.Watanabe  フォト|柏田芳敬|Y.Kashiwada
スポーツカーとしての最善パッケージとは?

 いま、1000万円で買えるスポーツカーをあれこれ選りすぐりながら考えてみると、図らずも産地によって違った形式の6気筒エンジンを搭載したクルマに行き当たることになった。
  乗用車にとって、爆発バランスの良い直列6気筒エンジンが理想的なのは昔から知れたことだ。同じことは水平対向6気筒も言えるが、これはコストやパッケージの制約が大きい。その点、V型6気筒は完全バランスを達成しているわけではないが、コンパクトで汎用性が高いという点が買われて、今や世界の標準となりつつある。
  それらの一長一短はスポーツカーにとっても同じで、だからそれぞれの長所を活かす場所に然るべきエンジンが置かれているという点が興味深い。極端にいえば、この3台はそれぞれのエンジン形式を考えた上で設定された最善のパッケージを持っているといっても過言ではないだろう。それはNSXを含めての話として。
  各々全く違う駆動方式とエンジン形式で作られたスポーツカーが、どんな走りのキャラクターを持っているのかという点にももちろん興味は沸く。お国柄の違いがどうクルマに現れているのかという点も然りだ。そして何より、1000万円というお金を払って体験すべき価値がある世界なのかという点は重要なところだろう。
  タスカン、911そしてNSX。一見掴めない組み合わせだが、実はこれこそ保守本流な比較ということになるのかもしれない。



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