KEYWORD POWER|パワーと理性と。

BMW
ビー・エム・ダブリューM3

M3

AUDI
アウディS4

S4

MERCEDES-BENZ
メルセデス・ベンツC55 AMG
C55 AMG

パフォーマンスとスタビリティ。
そのせめぎ合いから生まれる官能とは。


特集の対決企画、ここではそれぞれのハイパフォーマンスモデルを揃えてみた。
エンジンルームを拡大してまでV8エンジンを搭載したメルセデス・ベンツC55 AMG、量産車としては異例なまでにハイチューンされたBMW M3、そして圧倒的な走破性を武器に、その両方を実現したアウディS4の3台だ。


リポート|萩原秀輝|H.Hagiwara  フォト|郡 大二郎|D.Kori

究極のレベルで拮抗する3車のパフォーマンス

 メルセデス・ベンツ、BMW、アウディは、どのセグメントにおいても毎年のように主役が交代している。そのたびに、当然のことながら評価は変わってくる。実はときどき、われわれリポーターは「以前と違う評価をしている」といった、批判めいた声を聞くことがある。だが、常にクルマが進化を続けている以上、相対的な評価が変わってくるのは当然のことだ。
  さて、それはさておき、クルマが進化を続け主役が変わったように見えても、評価に大きな違いが生じない場合もある。Dセグメントの高性能デリバティブ(派生)モデルといえる、このメルセデス・ベンツC55 AMG、BMW M3、アウディS4がそうだ。
  ちょうど1年前の本誌でも似たようなクルマをそろえたが、そのときの主役は最新モデルのS4であった。だが、今回はメルセデス・ベンツCクラスのマイナーチェンジにともなって、C32はC55に生まれかわった。AMGとしてはフルモデルチェンジといってもよいほど手が入っており、今回はC55が主役となる。一方、M3に変更はないが、脇役といえるほど存在感は希薄になっていない。
  いずれのモデルも、絶対的な性能評価では大きな違いはないはずだ。なぜかといえば、基本的には量販を前提としているモデルとしては、すでに究極といえる次元までそれぞれ異なる手段で性能を追求しているためだ。
 
BMW M3

クルマ好きの心をとらえてやまないM3も、そろそろデビューから5年を迎える。3シリーズクーペをベースにトレッドを広げ、定評あるストレート6の排気量を3.2リッターに拡大。M社の高度なチューニングにより、パワーはもちろん、そのフィーリングも絶品だ。トランスミッションは6MTと、写真の6速シーケンシャルMT(SMG II)が選べる。DVDナビは標準装備、レザーシートはオプション。テールレンズは、2003年のマイナーチェンジで変更されている。
  クルマが別世界に誘ってくれる
×それなりに腕がないと
  楽しめない

Specification
■全長×全高×全幅=4490×1780×1370mm
■ホイールベース=2730mm ■車両重量=1560kg
■エンジン種類/排気量=直6DOHC24V/3245cc
■最高出力=343ps(252kW)/7900rpm
■最大トルク=37.2kg-m(365Nm)/4900rpm
■トランスミッション=6速セミAT
■サスペンション(F:R)=ストラット:セントラルアーム
■ブレーキ(F:R)=Vディスク:Vディスク
■タイヤサイズ(F:R)=225/45R18:255/40R18
■東京標準現金価格=9,101,500円

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