 
AUDIアウディA4/S4
A4/S4

デビュー4年目にして
すべてをブラッシュアップ
剥き出しの高性能

アウディがいま、大きな転換点に差し掛かっている。
それは、デビュー4年目にして大がかりなリニューアルが敢行されたA4シリーズを見ても明らかだ。
果たしてアウディはいま、全世界的に拡大傾向にあるプレミアムカー・セグメントにおいて、自らをどこへ、どう導こうとしているのだろうか。

リポート|吉田 聡|S.Yoshida(本誌)
フォト|アウディジャパン

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ボディパネルはほぼ全面変更

このところA6、A3スポーツバック、そして今回の新しいA4と、立て続けにアウディの国際試乗会に参加してみて強く感じるのは、さらに大きく、急速に前進しようとするアウディの確固たる意思だ。それは、プレゼンテーションで繰り返し用いられるダイナミック、エキサイティングといったフレーズにも象徴されるが、いわば「静」から「動」へと、これまでのイメージを自らブレイクスルーしようとするアウディの意気込みのほどが存分に伝わってくる。
そう、立ち止まっていては進化も成長もあり得ない。これまで高い技術力と洗練されたデザインでカスタマーをリードしてきたアウディだが、拡大傾向にあるプレミアムカー・セグメントにおいてさらなる飛躍を遂げるためには、アウディとしての軸というべきものを改めて強く打ち出していく必要があると考えたのだろう。そして、それを目に見えるカタチで提示しているのが、エクステリアデザインの方向転換である。
まず、デザイナーの言葉を借りれば「アウディの新しい共通言語」として、新しいA4のフロントエンドにも、A8
W12、A6、そしてA3スポーツバック同様に、逆台形型のシングルフレームグリルがマウント。そして、それに端を発するボンネット上のV字シェイプ、プロフィールを引き締める彫りの深いショルダーライン、絞り込まれたリアエンドなど、スタイリングは従来モデルのそれから一転してウェッジが強められ、結果としてかなりダイナミックに変貌を遂げている。実際、ボディパネルで従来モデルから流用されたのはルーフとABCピラーだけというから、ほとんどボディはオールニューといって差し支えない。
ディテールも凝った形状とされ、ヘッドライトユニットやリアコンビネーションランプのデザインは、昨年のジュネーブ・ショーに登場したデザインスタディ、ヌヴォラーリ・クワトロのそれがモチーフ。細かいところではテールパイプ径が従来比+10mmの80mmとなり、スポーティさが強調されている。ちなみに、ボディサイズは従来モデルに対して全長がセダンで38mm、アバントで41mm拡大されているが、見た目にそうと感じさせないのは、それだけ凝縮感が濃いスタイリングだからでもある。
一方、インテリアの装いは基本的に従来モデルからのキープコンセプトで、吟味し尽くされた上質な素材を緻密に仕立て上げた、まさにアウディ流のそれ。シート形状や表皮などは若干見直されているようだが、目に見える大きな変化は、ステアリングホイールのセンターに反復されるシングルフレームグリル程度である。 |
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A6やA3スポーツバック同様、フロントエンドにはクロームで縁取りされた逆台形型のシングルフレームグリルが鎮座。ルームミラーに映る新しい顔は、相当にアグレッシブだ。 |
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ボディサイズは、従来モデルに対して全長がセダンで38mm、アバントで41mmほど拡大。ただし、見た目にも実際に走らせても、それを意識させられることはまずない。 |
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特にアナウンスはないものの、高強度、超高強度パネルを全体の45%に使用したボディは、さらなる剛性アップが施された模様。ステアリングも正確そのもので、セダン、ワゴンを問わず、ソリッドで一体感のある走りが確かめられる。 |
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