リポート|萩原秀輝|H.Hagiwara  フォト|郡 大二郎|D.Kori

 3シリーズの中で、tiは様々な役割を果たしている。そのひとつは、BMWのエントリーモデルとしての役割だ。唯一316tiだけが1.8リッターの4気筒エンジンを搭載。価格も299.8万円と300万円を切る。
 ただし、だからといってtiは廉価版というわけではない。たとえば、今回のマイナーチェンジでエアコンがオートマチックからマニュアルに変更されたが、得られる快適さは同じだ。
 走行性能にしても、115psを発揮する1.8リッターエンジンに不満を感じる場面は少ない。あえていえば、高速道路で追い越しをするときに、Dレンジ5速のままでは力強さに物足りなさを感じることぐらいだ。それさえも、アクセルを踏み込んで3速あたりを使えば伸びのある加速が得られる。
 さらに、2リッターエンジンを積む318tiなら、3シリーズの基本性能を完全に満たせる。今回のマイナーチェンジでサスペンションがスポーツからノーマルに変更されたが、しなやかさを獲得しつつハンドリングの正確さなどは損なっていない。よりスポーティな走りを期待するなら、Mスポーツパッケージも選択できる。
 tiのもうひとつの役割は、スタイリッシュなパーソナルカーであること。今回、サイドシルやテールライトのデザインを変更し、スタイリッシュさに磨きをかけている。ビビッドなインテリアカラーが特徴となるヤングラインを選択できるのもtiだけだ。テールゲートの使い勝手もよく、日常の足としては最適のモデルといえる。
 

標準設定はクロスシート。ヤングラインの場合は、レーザークロス/アルカンタラの内装が装着される。
  写真は、オプションで用意されるヤングライン装着車。ボディ同色のインテリアパネルなどより、カジュアルな雰囲気を満喫できる。
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