
リポート|萩原秀輝|H.Hagiwara フォト|郡 大二郎|D.Kori
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Mシリーズは、BMWにとって特別な価値のある、いわばスーパープレミアムブランドだ。さらに、BMWはアルピナという、他に類のないブランドとも緊密なパートナーシップを維持している。
BMWとアルピナの関係は、決して一方通行ではない。BMWはアルピナに対して、現在はブラックボックス化しているコンピュータのすべてを提供している。アルピナにとって必要なパーツは、特別な基礎加工を施した上で供給される。BMWのサプライヤーからのパーツの供給を受けられるだけに、クオリティの面では両社の関係はまったく同等なのだ。
逆に、アルピナはBMWに対して独自のノウハウを提供することもある。たとえば、X5の4.6isのエンジンは、アルピナのノウハウを基に開発されている。
そうなると、両社のモデルが互いに干渉し合うようにも思える。たとえば、M3とB3Sは性能的にも接近し、最高出力は28ps、最大トルクは0.3kg-mしか違わない。だが、得られる刺激はまったく異質のものなのである。
M3は、とにかくアクセル操作に対する応答性が鋭い。ペダルのストロークを無段階で変えるような慎重な操作をしないと、走りがギクシャクしかねない。一方のB3Sは、アクセルペダルのストロークが少ない範囲では、応答性をあえて穏やかにしている。その分だけ、M3ほど身構えることなく走らせることができる。
吹け上がりは、M3が独特のビートを感じさせるのに対し、B3Sは吹け上がりのスムーズさを際立たせる。7000rpmに迫る勢いでBGM的に聞こえるフォーンという快音を楽しみつつ、直列6気筒エンジンの神髄が味わえる。
サスペンションの設定も異なる。M3は限界性能の高さを追求しているだけに、それを引き出すにはドライバーの腕も要求される。B3Sは、ハンドリングの気持ちよさを最優先。限界まで攻めることなく、ステアリング操作に対する軽快な応答性が実感できる。
そうした違いは、ステアリングの握り具合にも現れている。M3はグリップが太く手でガッと支える感じだ。B3Sは、M3よりもグリップが細く革も巻き締まっている。それを手で軽く支えると、軽快感がハッキリと分かるのだ。
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アルピナB3Sのボディサイズは全長4471×全幅1739×全高1395mm。装着するタイヤサイズはフロントが225/40ZR18、リアが255/35ZR18。。 |
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随所にブルー×グリーンのCIカラーが散りばめられたインテリア。ミッションは6MTの他に、ステアリング裏でもシフト可能なスウィッチトロニック5AT仕様も+68万円にて設定する。 |
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アルピナデザインのスポーツシートはオリジナルのクロス仕上げで、スポーティとコンフォートを巧みに両立した仕上がり。 |
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BMWの直列6気筒をベースに、排気量をほぼ限界の3346ccまで拡大。最高出力315ps/6300
rpm、最大トルク36.9kg-m/4800rpmを発揮する。車両価格は788万円(ニコル・オートモビルズ
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