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「クーペ」と「オープン」、「スポーツ」と「ラグジャリー」という相反する要素を成立させる”万能モデル”との呼び声も高いSLクラス。
ここでは、そのトップに位置づけられる2台、V12ターボの「SL600」とV8スーパーチャージャーの「SL55AMG」を比較試乗する。
MAXパワーはともに500psだ!!
リポート|木村好宏|Y.Kimura フォト|A.ハルトマン|A.Hartmann
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パワーウォーズもここまで来ると、我々の想像の域を超えてしまう。何のことかといえば、メルセデス・ベンツが最近発表したSL600のことである。
このモデルに搭載されるパワーユニットは排気量5513ccのV型12気筒で、左右各バンクにターボを1基づつ計2基装着、500ps&81.6kg-mという途方もないパワー&トルクを発生する。その結果、一見して優雅なカブリオレは、5速ATを介してスタートから100km/hまでをわずか4.7秒で加速。これは、もはやポルシェ911ターボやフェラーリ360モデナの世界である。
いや、それはそれでいいのだが、メルセデスには同じ屋根の下、AMGがプロデュースするSL55AMGというスポーツモデルもある。こちらは同じSLボディに、IHI製スーパーチャージャーで過給する5437ccのV型8気筒エンジンを搭載。やはり500ps(発表当初は476ps)を発揮し、0↓100km/hをまったく同じ4.7秒で駆け抜ける。
そこで、この2台を比較してみようというのが今回の企画だが、なんだか双子の姉妹を品定めするみたいで、やってはいけないような後ろめたい気持ちではある。とはいえ、同じSLボディに500psという共通項を持ち、メルセデスとAMGがそれぞれ独自の味付けで仕立てたこの2台。我々には想像の域を超える世界ではあるが、その違いを比べるということに関して、興味は尽きない。
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