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見た目でも走りでもない独特のエレガントな雰囲気を匂わせるジャガーをして、香りという表現を用いるならば、アルファ・ロメオは「艶」という表現が相応しい。
ただしアルファ・ロメオの場合はジャガーとは違って、見た目も走りも含め、あらゆる部分にこの艶が存在し、それが上質さにつながっているように思える。
ここでいう「艶」という表現は、「官能」と置き換えても良いだろう。もはや使い古された言葉だが、どの部分にもそれを強く感じるのは今も変わらない。その意味では5台の中では最も古典的な価値観を守り続けるクルマともいえる。
JTSの名が示すように、直噴化を選んだ直列4気筒ユニットだが、それでもなお、以前のツインスパーク同様に官能面を忘れていない。ツインスパークと比べれば確かに官能面が薄れた感は否めないが、それでも新世代エンジンとしては随分と色気を残したことが分かる。回転そのもののドラマチックな部分はやや薄まったが、サウンドは不思議と五感をくすぐるものであることに変わりない。これを5MTもしくはセレスピードで操ると、直噴化によるメリットなどすっかり忘れ、官能に溺れてしまうのだ。
ハンドリングも以前に比べ洗練されたものとなったわけだが、それでもザックリと手のひらに刻まれるステアリングからのフィーリングや、しなやかさを増しながらも未だ大胆さを感じさせる挙動が心をわしづかみにする。
スタイリングおよびデザインに関しては、もう他を寄せ付けぬほどの色気を放つ。アウディもひとつの塊から削り出された感じを持つが、156の場合は繊細さを排除し心の赴くままに塊を削りだした感がある。ゆえにアウディからは感じることのない、性欲にも似た感覚が頭をもたげる。
官能を味わうためには必ず裏側に犠牲となるものがあるはずだが、156はそれを忘れてしまうほど、気持ちよさに没頭できる世界を持つ。そしてこの艶っぽい部分こそが、他には絶対にない、危うさをはらんだ、156ならではの上質な部分でもあるのだ。
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伝統のツインスパークを棄て、新たにJTSと呼ばれる直噴ユニットを得たアルファ156だが、その全身から発散される“色気”は健在。セダンで熱い走りを語るなら、外せない選択肢といえるだろう。試乗車は156
2.0JTSのセレスピード仕様。JTSと呼ばれる直噴ユニットは2リッターから165ps&21.0kg-mを発揮する。また、2リッターでは5MT仕様も選べる。ラインナップとしては、この他に2.5リッターV6モデルを用意。こちらは6MTの他、Qシステムが選択できる。
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| ■全長×全幅×全高=4430×1755×1415mm |
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| ■ホイールベース=2595mm |
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| ■車両重量=1300kg |
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| ■エンジン種類/排気量=直4DOHC16V/1969cc |
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| ■最高出力=165ps(121kW)/6400rpm |
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| ■最大トルク=21.0kg-m(206Nm)/3250rpm |
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| ■トランスミッション=5速シーケンシャルMT |
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| ■サスペンション(F:R)=Wウイッシュボーン:ストラット |
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| ■ブレーキ(F:R)=Vディスク:ディスク |
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| ■タイヤサイズ=205/55R16 |
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| ■東京標準現金価格=3,860,000円 |
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| 問い合わせ先 |
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| ※上記スペックは本誌発売当時の値、価格は税抜き価格です。 |
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