

オペル・ベクトラ
Opel VECTRA

モデル末期だが、完成された
FF車として高い実力は健在

リポート|笹目二郎|J.Sasame

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Profile


ベクトラは、ミドルクラスの販売台数ナンバーワンを狙う、オペルにとって重要な戦略車種だ。'95年に現在の姿にモデルチェンジされ、今年中にも新型に切り替わろうかというモデル末期にあるものの、人気はいまだに衰えていない。'02年モデルとしてのニュースは特にはないが、昨年のマイナーチェンジで4気筒2リッターは2.2リッターに、V6は2.5リッターから2.6リッターへと排気量が大きくなっている。2.2リッターはスピードスターの誕生を機に追加されたユニットで、アルミブロックが採用される。2.6リッターは2.5リッターのボアアップ版だ。ラインナップとしては1.8リッターも存在するから、セダン、ワゴンともに3タイプのエンジンを選ぶことができる。車両重量は1310〜1450kgで、全長4.5mをわずかに切る小型車サイズながら、車幅はアストラと同じ1710mmと僅差で3ナンバーとなる。

Impression


初代アウディA4とほぼ時を同じくして登場した現行ベクトラは、それまでのFF車特有の強いアンダーステアを克服。ニュートラルステアに近づけた操縦安定性でFF新境地を印象づけた。高速安定性はもちろん、限界時のコントロール性などFFがFRを凌駕したとはっきり自覚させてくれたエポックな存在でもある。特に位相遅れのない素直で安定した操縦性が新鮮だったが、現在ではさらにニュートラル化したFF車も出現。やや古臭くなったものの、2.6リッターV6を横置きしてもちゃんとトラクションを伝える実力をもつ。
インテリアなどはさすがに時の流れを感じさせる。とはいえ、同時にクルマらしい落ち着きと暖かみも伝わってくるから、この時代を象徴するひとつの完成形として、クラシックな新車感覚で乗るのもいいかも知れない。
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セダンのボディサイズは全長4495×全幅1710×全高1425mmで、実はワゴンよりも5mmほど長い。ホイールベースは2635mmと両車共通。
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ワゴンのボディサイズは全長4490×全幅1710×全高1495mm。ラゲッジは通常で約500リッター、最大で約1490リッター(ともにVDA法)の容量を確保。 |
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すでに末期モデルだが、完成された実力をもつモデルとして、魅力はまだ十分にある。 |
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エンジンは125psの1.8リッターZ18型、147psの2.2リッターZ22型という2種類の直4ユニットと、2.6リッターから170psを発生するV6ユニットの計3種類をラインナップする。 |
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基本的にインテリアのレイアウト&デザインは全モデル共通。やや旧さを感じるが、暖かみや落ち着きを感じさせるデザインだ。 |
VECTRA
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| GL |
1795cc/直4DOHC |
4AT |
¥2,680,000 |
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| CD |
2198cc/直4DOHC |
4AT |
¥2,990,000 |
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| CDX |
2596cc/V6DOHC |
4AT |
¥3,250,000 |
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| Wagon GL |
1795cc/直4DOHC |
4AT |
¥2,830,000 |
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| Wagon CD |
2198cc/直4DOHC |
4AT |
¥3,140,000 |
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| Wagon CDX |
2596cc/V6DOHC |
4AT |
¥3,400,000 |
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