[BMW 3シリーズ]


ベンチマークとは水準点であり指標。だから、いろんなことを決める。長らくスポーツセダンのベンチマークであり続けるBMW3シリーズの最新型であるE90が今回新しく決めたのは、スポーツ性とラグジャリー性は十分両立できるのだという新定義。もはやスポーツセダンという括りそのものが正しくないような従来の色分け、クラス分けを超えた乗り味だ。確実に三歩は進んでる!?

 
解説|松村俊司|T.Matsumura  フォト|郡大二郎|D.Kohri
[Vehicle Data]
■輸出国:ドイツ ■生産国:ドイツ ■排気量:2〜3R ■価格:¥3,930,000(320i/6MT)〜¥6,350,000(330i)■撮影車:325i(チタンシルバー/¥5,300,000)
※価格はオプションを除く
※上記スペックは本誌発売当時の値、価格は税抜き価格です。
 

偉大なベストセラーの後継車種として登場


 ふたたび7年のモデルチェンジサイクルを忠実に守って送り出された新型3シリーズ。今回のモデルコードはご存じE90だ。
  先代のE46はシリーズ史上はもちろんのこと、BMW史上最高の売り上げを記録したヒット作だったから、その後継としての苦渋をいくらかは味わうのではと懸念もされたが、実際のところは全然ダイジョーブ。今年3月に欧州デビューを飾ってからのセールスは順調そのもの。むしろE46よりも速いペースで、すでに販売台数10万台に到達しようとしている。
  新型6気筒エンジンに6速AT、めちゃくちゃ腰の強いサスペンション、ついに導入されたアクティブ・ステアリングなど、E90は機械的新しさの極み。大きくなり具合もまた極みだったりするが、居住性だけでなく安全性の面でも大が小を絶対的に兼ねるのは、いまやユーザーにも広く認識されていること。ボディの肥大化による運動性能の低下ウンヌン……に関しては、高いシャシー性能によって対処されきっているから、これまた全然ダイジョーブなのだ。
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