[シボレー・コルベット]
「リトル・レッド・コルベット」でプリンスはエロチックの象徴として歌い上げ映画「コルベットサマー」でそれは大人の世界への橋渡し役だった。端緒はもちろん「ルート66」。以来、コルベットほど音楽や映像メディアで頻繁に名指しで取り上げらてきたスポーツカーはほかに例がない。果たして新型はどのように描かれるのか? そこから新たに想起される情景とは?
解説|松村俊司|T.Matsumura  フォト|郡大二郎|D.Kohri
[Vehicle Data]
■輸出国:アメリカ ■生産国:アメリカ ■排気量:5967cc ■価格:¥6,980,000(クーペ6MT)〜¥8,350,000(コンバーチブル) ■撮影車:コルベットクーペ 4AT(ミレニアムイエロー/¥7,150,000)
※価格はオプションを除く
※上記スペックは本誌発売当時の値、価格は税抜き価格です。
 
  コルベットから感じる求道者的なスタンス

 アメリカンスポーツの象徴として独自の世界を形成し続けてきたシボレー・コルベット。その世界は歴代採用している横置きリーフのサスペンション、いまや時代遅れと中傷されかねないOHVのスモールブロックV8などによって、容易に語ることが可能だ。
  もっとも個々の機械性からコルベットを推し量るのも眠たい話で、時間の経過に応じたモダンを取り入れつつ機械的に普遍な土台を強固にしてきた求道の姿勢にこそコルベットらしさがある。頑迷ではないけど相当に頑固、どこか現代のサムライを思わせるスポーツカーだったりするのだ。
  そのコルベットの第6世代、C6は今年初頭に登場。またもリーフでトランスアクスル、V8はスモールブロックの域を出た感がある6リッターとなったがやっぱりOHVで2バルブ。相変わらずのヤッチャなあ……な新型コルベットだが、先代C5に比べて少々小さいところが今度のミソ。ダウンサイジングが求道の末の新たな悟りらしい。
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