[ポルシェ911]
多くの911オーナーが、およそ現実的じゃない速度域での走りをさも日常レベルであるかのように語っているフシってないですか?
ところが実際に911をドライブしてみると、それがなぜかが見えてくる。911が許容する走りの限界が、すべてにおいてフツーの基準より高いのだ。そしてコードネーム997。彼らの話はますます現実的じゃなくなりそうだ。
解説|松村俊司|T.Matsumura  フォト|郡大二郎|D.Kohri
[Vehicle Data]
■輸出国:ドイツ ■生産国:ドイツ ■排気量:3.6〜3.8R ■価格:¥10,460,000(カレラ/6MT)〜¥13,110,000(カレラS/5AT) 
■撮影車:カレラS/6MT(スピードイエロー/¥12,480,000)
※価格はオプションを除く
※上記スペックは本誌発売当時の値、価格は税抜き価格です。
 
   最新の911であるコードネーム997は、昨年の9月から日本でのデリバリーがスタート。'63年の初代デビュー以降、930/964/993/996を経て第6世代に突入したわけだが、最大のトピックがPASM(ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネージメントシステム)の採用。
  PASMは電子制御の無段階ダンパーコントロール機構で、その減衰力変更幅は恐ろしいまでに広く、市街地での快適性から正味のサーキット走行までをひとつのユニットでこなしきる能力を持つ。結果、スタビリティコントロール機能が装備された時点で極まったかと思われたシャシー限界はさらに高められ、同時にシリーズ史上最高の乗り心地をもたらすことにもなった。つまり、最新の911を十分に味わうためには、PASMの選択(カレラにはオプション)は絶対欠かせない。
  もちろんPASM以外でも、997はほぼすべてが新しい。モデルチェンジを挟みキャリーされる部品が常に2割にも満たないシリーズの特性は、今回もふたたびだ。
Copyright (C) GAKKEN CO., LTD. All Rights Reserved.