シボレー・オプトラ
CHEVROLET OPTRA

いいトコだけを世界から

シボレー=アメリカというブランドイメージは、もはや過去のものといえそうだ。
世界に目を向ければ、ドイツのオペル、韓国のデーウ、そして日本のスズキなど、あらゆるメーカーのクルマがシボレーバッチを付けて販売されているのである。
このオプトラもそんな1台だ。


リポート|石井昌道|M.Ishii フォト|郡 大二郎|D.Kori


誰にでも扱いやすい素直なキャラクター


 シボレー・オプトラには、輸入車ファンが期待する生産国の「お国柄テイスト」はない。というのも、これはGMのスケールメリットを活かした世界戦略車であり、エンジンはオーストラリアのホールデン社製、生産は韓国のGMDAT社(GMデーウ社)、デザインは欧州のピニンファリーナ(!?)が担当、そこにシボレーのブランドシンボルがつけられるという実にグローバルな生い立ちゆえ、無国籍風味なのは当然なのだ。
  グレードはセダンとワゴンの2種類というシンプルなもので、両車ともに2リッター直4DOHC+4AT、FFのみの設定。スリーサイズはセダンが4515×1725×1445mm、ワゴンが4580×1725×1500mmと、扱いやすくソコソコ広いという、実用性の高いミドルクラスだ。
  前述したように、走りに独特のテイストはなく、ひと言でいえばちょっと古い日本車といったところ。クルマを趣味的に捉えている向きにはまったく刺さるところのないキャラクターだが、日常の道具としてみれば実用性は必要にして十分。それにセダンで173万2500円、ワゴンで183万7500円という日本車キラー的な価格ながら、運転席・助手席SRSエアバッグ&サイドエアバッグ、トラクションコントロール、EBD付きABS、花粉除去フィルター付きオートエアコン、キーレスエントリーと装備も充実。それでいてしっかり輸入車であり、デザインもコンサバながらきわめて端正だから、文句はあるまい。
  シボレーブランドだから「GMシボレー」店で販売されているのはもちろんだが、スズキ・ディーラーで買えるというのもポイント。スズキの軽自動車や小型車からステップアップするには、まさにピッタリの1台といえそうだ。
エンジンはオーストラリアのホールデン製。2リッターの排気量から126ps/18.0kg-mを発生する。際立った特徴はないが、もちろん必要十分の仕事をこなす。
トランクルームも必要十分な広さで、容量405リッターを確保。リアシートバックは分割可倒式で、トランクスルー状態にすることも可能。開口部は大きく使いやすい。
インパネは嫌味のないデザイン。ウッド調パネル、オートエアコンは標準装備。エアバックは運転席/助手席と両サイドに用意される。フィット・アンド・フィニッシュのクオリティは十分合格レベル。
室内空間はそれなりの広さだが、小物入れが充実しているのはうれしい。レザーシートおよびレザーインテリアトリムは助手席ランバーサポートとセットオプション。標準仕様はファブリックシートとなる。
リアビューはなかなか繊細なデザイン。なお、このセダンのほかにワゴン(1,837,500円)もラインナップ。売れ筋はおそらくワゴンといえるだろうか。
Specification
CHEVROLET OPTRA SEDAN
■全長/全幅/全高(mm)
4515/1725/1445
■ホイールベース(mm)
2600
■トレッド(前/後)(mm)
1480/1480
■車両重量(kg)
1270
■エンジン型式/種類
U20SED/直4DOHC16V
■排気量(cc)
1998
■最高出力(ps(kW)/rpm)
126(93)/5600
■最大トルク(kg-m(Nm)/rpm)
18.0(177)/4000
■トランスミッション
4速AT
■サスペンション(F:R)
ストラット/コイル:トーションビーム/コイル
■ブレーキ(F:R)
Vディスク:ディスク
■タイヤ(ホイール)
195/55R15(6J)
■東京標準現金価格
¥1,732,500
■問い合わせ先=スズキ TEL:0120-402-253
※上記スペックは本誌発売当時の値です。
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