

CHRYSLERクライスラー・グランドボイジャー・リミテッド
GRAND VOYAGER LIMITED

シートアレンジのイリュージョン!?

FF仕様限定だが、'05年モデルのグランドボイジャーでは魅力的な機能が選べるようになった。その名も、「Stow'n Go」。広大な空間をフルに使い切りたい人は要注目だ。

リポート|笹目二朗|J.Sasame フォト|松本高好|T.Matsumoto
 

後席は跡形もなくフロア下に“消える”
 '05年モデルのグランドボイジャーリミテッドに追加採用された、「Stow'n Go」は名前の通り荷物をきっちり詰め込んで走れるスグレモノ。一見、何でも積めそうなミニバンだが、従来は実際の使い勝手がいまひとつなものも多かった。シートが畳めても肝心の荷物をフロアに転がさざるを得なかったり、畳んだシートが邪魔だったりと、大きな空間を生かし切れないケースが少なくなかったのだ。クライスラーが開発した、この新しい機能は、そんな問題への名回答と呼べるものだ。
写真からもお分かりのように、2、3列目シートは跡形もなく床下に収納、前席から後ろには巨大な空間が生まれる。従来のグランドボイジャーも、シートを外せば同様の広さが得られたが、それには多大な労力が必要だった。その点、新機能が素晴らしいのはシートを畳む操作が極めて簡単なこと。とかく多彩なアレンジを謳うシートの中には操作が煩雑なものが多いが、この点は素晴らしい。
収納スペースの制約上、小振りになったシートもクッションに低反発ウレタンを採用することで本来の機能を確保。加えて2、3列目シートの座面には適切な後傾角度を与え、乗車時の疲労軽減を図っている点も見事だ。このあたりは、ミニバン作りの経験が豊富なクライスラーらしい美点だろう。
ちなみにグランドボイジャーは、ドライビングも楽しいクルマだ。運転席からの視界は良好、かつハンドルがよく切れるので取り回しはしやすいし、絶対的な動力性能も十分。ATのシフトもスムーズだ。16インチの大径タイヤは、やや重さを意識させられる場面もあるが、こうした積載荷重の変化が大きいクルマにありがちな軽荷重時の乗り心地も固すぎず、むしろ頼り甲斐のある感触。しっかりとした作りは、まさにベストセラーの貫祿とも言うべき部分である。
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CHRYSLER GRAND VOYAGER LIMITED |
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| ■全長/全幅/全高(mm) |
5110/1995/1755 |
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| ■ホイールベース(mm) |
3030 |
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| ■トレッド(前/後)(mm) |
600/1625 |
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| ■車両重量(kg) |
2020 |
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| ■エンジン型式/種類 |
R/V6OHV 12V |
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| ■排気量(cc) |
3301 |
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| ■最高出力(ps(kW)/rpm) |
174(128)/5100 |
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| ■最大トルク(kg-m(Nm)/rpm) |
28.3(278)/4000 |
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| ■トランスミッション |
4AT |
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| ■サスペンション(F:R) |
ストラット/コイル:リジット/リーフ |
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| ■ブレーキ(F:R) |
Vディスク/ディスク |
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| ■タイヤ(ホイール) |
215/65R16(6.5J) |
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| ■東京標準現金価格 |
¥4,609,500 |
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| 問い合わせ先 |
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| ※上記スペックは本誌発売当時の値です。 |
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シートを収納するためにフロア構造やエキゾーストの取り回しを変更したという「Stow'n Go」仕様。その結果、最大で4550リッターもの空間を容易に作り出せるようになった。 |
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前後スライド&脱着が可能な収納ケースを3つ備えた、オーバーヘッドレールシステムも新装備。2列目シート使用時は、床下に170リッターの空間が。2、3列目シートは、小振りながらクッション材に低反発ウレタンを使い必要な機能を確保。インパネは、他のボイジャーと同意匠。 |
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大柄なボディだが、視界が良いので取り回し性は想像されるほど悪くない。'05年モデルは、NVH性能も向上している。
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3.3リッターのV6ユニットは、必要にして十分な動力性能を発揮。組み合わせる4ATのマナーも、洗練された仕上がりだ。 |
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