LANDROVER ランドローバー・レンジローバー
RANGE ROVER

孤高の独立峰が
'05年モデルで一層快適に


プレミアムSUVとして、オン/オフを問わず上質な走りでライバルを圧倒するレンジローバーが'05年モデルへとスイッチ。
注目すべきポイントは、従来までの美点を継承しつつより装備が充実したことだ。

リポート|島下泰久|Y.Shimashita フォト|宮門秀行|H.Miayakado

定評ある走りは継承、快適装備はさらに充実

 陸の王者、レンジローバーの2005年モデルは、ナビゲーションシステムとオーディオが変わり、新たなボディカラーが設定されたのが主な変更点である。
  DVDナビゲーションシステムは新たにデンソー製とされ、7型ワイドVGAのタッチスクリーンパネルとボイスコントロールが採用された。コレは燃料が少なくなると自動的に周辺のGSを表示する機能まで付いた優れモノだが、それ以上に、レンジローバーに幾つか遺されていたBMW流儀の部分がこれでまた減ったということの方が、あるいはニュースとしては大きいのかもしれない。
  このモニターを活かした機能として、4×4インフォメーションシステムなるものも標準装備とされた。現在選んでいるATとトランスファーのギア位置や車高、そしてホイールの向きなどをモニター画面に表示することで、4輪の状況を視覚情報としても伝えようというのが、その目的。ストローク限界が近付いたホイールを赤く点滅させてドライバーに知らせるといった、至れり尽くせりな機能も備わっている。
  新しいオーディオは、近頃流行りのハーマン/カードン社製。ヴォーグに標準の「ロジック7」は総出力710Wのデジタルアンプと14スピーカーのDSPシステムの組み合わせ。HSEとSEは、320W+11スピーカーで、いずれもグローブボックス内蔵の6連奏CDチェンジャー付きとなる。
  ボディカラーは、新たにトンガグリーンとケアンズブルーが加わり、代わりにエプソムグリーンとオスロブルーが外されたほか、内装トリム&カラーの組み合わせの拡充、標準ラインナップ色の変更などが行なわれている。
  2005年モデルの変更点は、ざっとこういったところ。つまり内外装デザインや定評の走りといった基本部分には手は入っていないのだが、それを残念と思う人は皆無ではなかろうか。車両価格は30〜50万円ほど上がっているが、それも魅力の向上分で十分に相殺できると言えるだろう。
 
  7型ワイドのタッチスクリーン&ボイスコントロールを採用する、デンソー製最新DVDナビを搭載。組み合わせる4×4インフォメーションシステムでは、選択されているトランスミッションやトランスファーのギア位置、車高、サスストロークの状況などをモニターで確認できる。
  3種類のトリム素材、3種類のシート地、7種類のシートカラー&カーペット、10色のボディカラーから選択&組み合わせができる「メイド・フォー・ミーシステム」も魅力。
  試乗車のボディカラーは、今回新たに追加されたケアンズブルー。深みのある上質な色味が、より一層の高級感を演出。パワートレインに変更点はないが、2500kgの車重を忘れさせる走りは、いまだ色褪せていない。
  新採用の快適装備で注目株と言えるのが、ハーマン/カードン社製オーディオシステム。ヴォーグに搭載されるのは、710Wのデジタルアンプ×14スピーカーにDSPシステムまで組み合わせた豪華スペックを誇る。
  試乗車のシートカラーはアイボリー。形状/カラーともに変更点はないが、ゆったりしたサイズ、そしてロングドライブが苦にならない大らかな乗り心地は、レンジローバーの変わらない魅力のひとつでもある。
LANDROVER
RANGE ROVER VOGUE
■全長/全幅/全高(mm)
4950/1955/1900
■ホイールベース(mm)
2880
■トレッド(前/後)(mm)
1625/1620
■車両重量(kg)
2500
■エンジン形式/種類
44 8S/V8DOHC32V
■排気量(cc)
4398
■最高出力(ps(kW)/rpm)
286(210)/5400
■最大トルク(kg-m(Nm)/rpm)
44.9(440)/3600
■トランスミッション
5AT
■サスペンション(F:R)
ストラット/エアSP:
Wウイッシュボーン/エアSP
■ブレーキ(F:R)
Vディスク/ディスク
■タイヤ(ホイール)
255/55R19(8J)
■東京標準現金価格
¥10,900,000
問い合わせ先
※上記スペックは本誌発売当時の値です。
Copyright (C) GAKKEN CO., LTD. All Rights Reserved.