MITSUBISHI ミツビシ・コルト プラス
COLT PLUS

使い勝手をプラス

コルトをベースにリアオーバーハングを延長し、ラゲッジスペースを拡大したワゴン版コルト、コルトプラスがデビューした。
あらゆる使い勝手を想定したユーティリティの高さが魅力だ。

リポート|山城利公|T.Yamashiro フォト|水野孔男|Y.Mizuno

新世代アルミエンジンが軽快な走りと静粛性を実現

 いまからちょうど2年前、フィットやマーチといった強者がひしめく激戦区に新規投入されたコルト。運転しやすい適度なアイポイントの高さ、滑らかな面で構成されたワンモーションフォルム、さらに好みに応じて内外装や装備を自由にアレンジできるカスタマーフリーチョイスの導入などが功を奏し、ミツビシ期待の新コンパクトカーとして女性ユーザーを中心に高い支持を受けてきた。
  その商品特徴をベースに、リアのオーバーハングを延長することでさらなる使い勝手の良さをプラスしたコンパクトワゴンが、このコルトプラスだ。ターゲットはズバリ、ライフスタイルにこだわるアクティブな若年ファミリー。イメージリーダーとして、クラス唯一のターボエンジン車“ラリーアート”仕様も設定されている。
  約300mmのリア延長分は、ほとんどがラゲッジスペースに充てられており、後席が通常の状態でも645mmの奥行きを確保。また、2WD車には、ラゲッジを自在にアレンジできるフレキシブルカーゴフロアが採用されるほか、スイッチ操作でリアゲートが開閉できるエレクトリックテールゲートや、レバーを引くだけで後席シートバックを前倒しできるワンタッチフォールディングシートなどが全車に標準装備。このクラスとしては、かなり高いユーテイリティ性を備えているのが大きな特徴となる。
  走りは、基本的にベースとなるコルトのそれを踏襲。ミツビシではスポーティというイメージを謳っているが、キビキビとかダイレクトといった印象は薄い。どちらかといえば、ドライバーの操作に対し自然なフィーリングで走らせられる性格だ。ただ、ほどよく抑えられたロールや、手応え感のあるハンドリングにより、運転を愉しむことはできる。そういった点ではスポーティといってよい。
  軽量化とクリーン&燃費性能を達成した1.5リッターの新世代アルミエンジンは、動力性能に不満なく静粛性のレベルは高い。CVTとの相性もなかなかで、軽快なドライブフィールが味わえる。
 
  インパネ回りはほぼコルトのそれを踏襲。DVDビデオ再生やナビ機能、環境情報なども備える三菱マルチエンターテイメントシステムは全車にオプション設定。試乗車のスポーツXには、本革巻ステアリングが標準装備。
  ラゲッジスペースの拡大に伴い、後席のレッグスペースは若干のサイズダウン。しかし、8段階調整式のリクライニング機構が備わるなど快適性は向上。ただし、後席の座面長は短く、落ち着いて座れない点は△。
  スイッチ操作ひとつで、テールゲートの開閉を自動で行なえるエレクトリックテールゲートが採用。また、ラゲッジからのアクセスでリアシートを簡単に倒せる、ワンタッチフォールディングシートも全車に標準装備される。
  試乗車はスポーツXの4WDモデル。その走りはネーミングほどスポーティではないが、ほどよく抑えられたロール感や、手応えのあるハンドリングにより、小気味よいドライブフィールを味わうことができる。
  ターボモデルのラリーアートを除く全グレードに、新開発アルミエンジン4A91MIVECが搭載。105ps/14.4kg-mを発生し、CVTとの組み合わせにより17.4〜18.2km/リッター(10.15モード)の高い省燃費性を実現。
MITSUBISHI
COLT PLUS SPORT-X (4WD)
■全長/全幅/全高(mm)
4185/1680/1550
■ホイールベース(mm)
2500
■トレッド(前/後)(mm)
1460/1430
■車両重量(kg)
1150
■エンジン種類
4A91 MIVEC/直4DOHC16V
■排気量(cc)
1499
■最高出力(ps(kW)/rpm)
102(75)/6000
■最大トルク(kg-m(Nm)/rpm)
14.1(138)/4000
■トランスミッション
CVT
■サスペンション(F:R)
ストラット/コイル:
トレーリングアーム/コイル
■ブレーキ(F:R)
Vディスク/ドラム
■タイヤ(ホイール)
185/55R15(6.0JJ)
■東京標準現金価格
¥1,842,750
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※上記スペックは本誌発売当時の値です。
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