ALFA ROMEOアルファ・ロメオ・アルファスポーツワゴンTI
ALFA 156Sportswagon TI

アルファ伝統の 名を冠する
スポーツツアラー


このところ次々に新しいバリエーションが投入されるアルファ・ロメオ。一族総アルファ顔はもとより、魅力的な派生モデルが豊富にラインナップされている。そんな中、スポーツワゴンにもより一層スポーティ色の強いTIバージョンが登場した。

リポート|萩原秀輝|H.Hagihara フォト|郡大二郎|D.Korii

充実した装備とさりげない刺激が魅力

 走りについては強い主張のあるアルファ・ロメオだが、頂点に立つのはエンジンにまで手を加えたGTVだ。さらに、TIと呼ぶモデルも用意されている。TIとは“ツーリズモ・インターナツィオナーレ”を意味し、アルファ・ロメオの歴史においてはレーシングマシンにもそのネーミングが与えられていた。
  ただし、現在のTIはライトチューニングモデル的な位置づけとなる。最新の156スポーツワゴンTIは、車高が15mmローダウンされる専用サスペンション、215/45R17サイズのタイヤと専用アルミホイール、サイドスカート、スポーツレザーシートなどを装備。他にも、スポーティさを演出する装備が充実している。
  今回は、その2.5リッターエンジン搭載モデルに試乗した。V型6気筒の24バルブエンジンは、相変わらずアイドリング時からボディをわずかに震わせ、まるで走りに対してクルマ自らが身構えているようである。サルーンならそうした微振動は遮断されるべきだが、TIであれば走りの気分を盛り上げる役割を果たす。
  トランスミッションは、Qシステムと呼ぶHパターンのマニュアルモード付き4速ATを組み合わせる。それをDレンジにシフトしアクセルを踏み込むと、中回転域から高回転域に突入するとき、加速に弾みをつけながら7000rpmに迫る勢いで一気に吹け上がる。
  サスペンションは、とくに引き締められている感じはしない。むしろ、巧みなボディコントロールにより無駄な動きを抑えているといった、いい結果だけが印象として残る。ハンドリングは、軽快さこそ得られないが基本的には正確であり、素早い操作にも追従する応答性を発揮。スタビリティも、標準モデルよりは高いレベルにある。こうしたさり気ない刺激がTIならではの魅力といえる。
Alfa 156 Sportwagon TI 2.5V6 24V Q-SYSTEM
■全長/全幅/全高(mm)
4440/1765/1420
■ホイールベース(mm)
2595
■トレッド(前/後)(mm)
1510/1500
■車両重量(kg)
1470
■エンジン形式/種類
−/V6DOHC24V
■排気量(cc)
2492
■最高出力(ps(kW)/rpm)
192(141)/6300
■最大トルク(kg-m(Nm)/rpm)
22.2(218)/5000
■トランスミッション
4AT
■サスペンション(F:R)
Wウイッシュボーン/コイル:
ストラット/コイル
■ブレーキ(F:R)
Vディスク/ディスク
■タイヤ(ホイール)
215/45R17(7.5J)
■東京標準現金価格
¥4,777,500
問い合わせ先
※上記スペックは本誌発売当時の値です。
 
  試乗車はV6 2.5リッターエンジンにQシステムと呼ばれる4ATを組み合わせたモデル。このほか、2リッター直4JTSエンジン+セレスピードもラインナップする。
  ブラックを基調としたTI専用スポーツインテリア。オーディオコントローラー付きのレザーステアリングなどにより、スポーティなイメージをさらに際立たせる。
  2.0JTS、2.5V6ともに10本スポークの17インチ専用アルミホイールを装着。15mmほどローダウン化された車高と相まって、アグレッシブな雰囲気を漂わせる。
前席にはドライバーの身体を確実にホールドするスポーツレザーシートが標準装備。ブラックレザーに赤いステッチが施されたトリムにより、洒落た仕上がりに。
  スポーツワゴンの最大の魅力は、その美しいスタイリング。スポーツサスを装着するとはいえ、無駄な動きを抑えるほどの硬さで、決してガチガチといった印象はない。
Copyright (C) GAKKEN CO., LTD. All Rights Reserved.