
ハルトゲ
HARTGE H530

素性の良さを活かした
CPUチューンで、胸のすく
加速フィールを実現

ハルトゲといえば排気量アップがお家芸であったが、最新ユニットには手を入れにくいという事情もあるのだろう。
現在はメインをCPUチューンにシフトしている。
最新のH530も、もちろんキモはCPUチューンにある。

リポート|山城利公|T.Yamashiro フォト|本池邦雄|K.Motoike
問い合わせ先=ハルトゲジャパン TEL:03-6425-2333
 |
メカニカルチューンからCPUチューンへシフト

日本でもメジャーなチューナーズ・ブランドとして認知されているハルトゲが、もっとも重点を置くのがエンジニアリングだという話は有名だ。特に、伝統のパワフルなユニットは、他のブランドでは類を見ないほどの幅広いラインナップを誇っている。
これまでハルトゲは、排気量アップを中心にしたメカニカルチューンによって、ライバルを圧倒するハイパフォーマンスを得てきた。とはいえ、最近の方向性を見る限り、ユニット本来の素性の良さを活かしたCPU、いわゆるコンピューターチューンに力を注いでいることが伺える。
ここで紹介するH530(E60型530iベース)も、それを裏付けるかのようにユニット本体に手を加えることなく、長年培ってきたノウハウを最大限に生かすコンピュータ・チューンが施される。さらには、スポーツマフラーを装着することによる排気系の見直しで、ノーマルでは味わうことのできない官能的なフィーリングをドライバーに提供している。
ノーマルの530iは、シルキーシックスと呼ぶに相応しい直列6気筒ならではのフィーリングと高いパフォーマンスを兼ね備えるが、その素性の良さを損なうことなく調律されたH530ユニットは、さらに伸びやかでトルクフルな加速性を示す。アクセル操作に対する反応のリニアさとピックアップの良さは、お世辞抜きに素晴らしいといえる。
一方、エアロパーツもH530の実力をさり気なくアピールする。デコラティブな方向には走らず、必要最小限のエクステリアパーツで走りをサポートするのがハルトゲ流だが、ここでもその流儀はしっかり踏襲されている。シンプルな形状のリップスポイラーと20インチのアルミホイール、そしてローダウンスプリングにより、獲物を狙い捕らえるような低く構えたフォルムを実現している。
普通のBMWでは満足できない。そんな贅沢な大人の夢を叶えてくれる、まさに至高のスポーツサルーンが、このH530なのだ。
|
|
|

 |
|
試乗時はスプリングのみの変更だったが、スポーツ指向のサスペンションキットも近日発売予定。また、ハルトゲはスーパーチャージャーを組み合わせたコンプリートカーも販売している。詳細はHPにて。 |
 |
|
シンプルな形状でありながら、E60のアグレッシブなフェイスをさらに強調する、コストパフォーマンスに優れたフロントリップスポイラー。価格は89,250円。カーボン製は115,500円となる。 |
 |
|
施されたCPUチューンはバージョン1パワーアッププログラムと呼ばれ、ノーマルプラス20ps/2.55kg-mのパワー&トルクアップを実現する。価格は12月に発表となるのでHPをチェックされたい。 |

 |
|

コクピット回りはスケールアップされたメーター類や6速を刻むシフトノブ、アルミのアプリケーションなどが特別なモデルであることを伝えてくるが、基本的にはA4のそれ。スポーティというよりエレガントさが際立つ。 |
|