現地ではBMWの好セールスに支えられ、ACシュニッツァーの売れ行きも絶好調であるらしい。
なるほど、このE60からもそんな勢いが滲み出ている。

リポート|尾島信一|S.Ojima(本誌)  フォト|渡邉慎一郎|S.Watanabe
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 ACシュニッツァーが質、量ともにBMWのナンバーワンチューナーであることは耳目の一致するところだ。同ブランドがドイツ最大級のディーラーであるコール社の一部門である、という成り立ちを知るにつけ、それも大いに納得できるところではある。
 つまり、開発に割けるコストと人員が十分に確保できる、というアドバンテージを有しているわけで、やはり生み出される製品の質感、及びデザインクオリティは圧倒的に高い。たとえば同社のボディパーツには、生産コストが高くつくために大量生産でなければペイできない、ポリウレタンが使われることが多い。また同社の電子制御ダンパーシステム、DFCなども一介のチューナーには成し得ない大がかりなシステムだ。
 さて、そのACシュニッツァーの新作が、この530iをベースにしたE60である。ここ最近の同社のデザイン流儀に則って、そのたたずまいはなかなか攻撃的だ。タテのフィンを特徴的にあしらったフロントスポイラー、アクの強さすら感じさせる造形のリアスカート、それにリアスポイラー、さらにはルーフスポイラーまであしらった迫力のリアビュー。加えてスクエアなE60のフォルムにマッチするACシュニッツァーT-4ホイールなどにより、元来E60が持つ押し出しの強さがさらに強調されている。
 ちなみにT-4ホイールは、7シリーズ以降の新世代BMWのフォルムにマッチするようデザインされたという。なるほど、鋭角的なスポークのカットを見るにつけそれも頷ける。また、室内にもおなじみのACシュニッツァー・アイテムをちりばめ、各トリムパネルも塗装する念の入れようだ。
 このように、すべてにスキのない完璧な仕事こそが、ACシュニッツァーがACシュニッツァーたる所以であり、だからこその人気ブランドなのである。
 

フロントスポイラー(128,100円)、サイドスカート(161,700円)、リアスカート(128,100円)、リアスポイラー(98,700円)、ルーフスポイラー(68,250円)、クロームラインセット(115,500円)、マフラーカッター(63,000円)、エアロミラー(113,400円)等を装着。そのアイテム数の多さがACシュニッツァーの特徴だ。カーボンインテリア/センターパネルキット(210,000円)、エアバックステアリング(275,100円)等、インテリアパーツも豊富。

  左右フロントフェンダーグリル加工や、インテリア各所のパネルペイントなどがBMWショップのスタディにより施されている。ホイールは「T-4 2P」。サイズ/価格はフロント9.0×20/187,950円、リア10×20/198,450円。
 
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