
1924年5月、MGのオクタゴンが商標登録されて今年で80周年。
英国のスポーツカーブランドとして、これまでに数多くの名車を産み出してきたMG。
その熱き血統を受け継いだアニバーサリーモデルが、世界限定1600台で発売された。
リポート|島下泰久|Y.Shimashita フォト|柏田芳敬|Y.Kashiwada |
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最初のスポーツカーを発売してから今年で80年、という節目に当たるMGが、それを記念して登場させたのが、このMG
TF“MG創立80周年限定モデル”だ。
特別なのは内外装の仕立て。ブラックとシルバーのボディにはレッドのソフトトップとレッド&ブラックのアルカンタラ内装、そしてシルバーのトリムが備わり、グリーンのボディには、タンのトップ、タン&ブラックの内装、ウッドトリムを組み合わせる。また、外装ではクローム仕上げの16インチホイールとメッキ仕上げの格子状グリルを。内装にはシリアルナンバー入りのオーナメント、専用シフトノブ、そして「1924-2004」の刺繍をシートに配した――、というのが大まかな内容になる。元のTFのデザインは、さほど伝統を感じさせるものではないとは思うが、こうした仕立てを施してみると実によくハマる。やはり、血筋なのだろうか。
実はTFに乗るのは今回は初めてだったのだが、コイルスプリングとなった足まわりは妙に揺すられ感が強く、正直良い印象を受けなかった。なぜ、MG
Fの個性的なハイドラガスを捨ててしまったのだろう。エンジンも、粘りはあるが平板で伸びも今イチと、やはり印象には残らず。ではその歓びはどこに? まさか雰囲気だけ?
そんなことはない、と思ったのは、渋滞を抜けてペースを上げたときだ。ステアリング、シフト、ペダル類が、どれもやや重めながら剛性感に満ち、しかも位置関係が絶妙で、その気になって走らせようという気分を、邪魔せずうまく後押ししてくれたのである。
クルマが勝手に速いのではなく、速く走らせようとしたときには、しっかり応えてくれる。そんなMG TFは、まさにブリティッシュ・ライトウェイトスポーツだった。今や古典だが、こういうクルマがあってもいいと思うし、独自の味わいを知ると限定仕様の内外装がなおさらしっくり来る気もする。
ちなみに、日本導入分は60台限り。価格は高めだが、それでも気になるという人はお早めに。 |


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MG TF 160 80th ANNIVERSARY SE |
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| ■全長/全幅/全高(mm) |
3950/1630/1260 |
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| ■ホイールベース(mm) |
2380 |
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| ■トレッド(前/後)(mm) |
1404/1410
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| ■車両重量(kg) |
1120 |
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| ■エンジン種類 |
直4DOHC16V |
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| ■排気量(cc) |
1796 |
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| ■最高出力(ps(kW)/rpm) |
160(118)/6900 |
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| ■最大トルク(kg-m(Nm)/rpm) |
17.7(174)/4700 |
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| ■トランスミッション |
5MT |
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| ■サスペンション(F:R) |
Wウイッシュボーン/コイル:
マルチリンク/コイル |
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| ■ブレーキ(F:R) |
Vディスク:ディスク |
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| ■タイヤ(ホイール) |
F:195/45R16(6.5J)
R:215/40R16(6.5J) |
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| ■東京標準現金価格 |
¥3,727,500 |
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| 問い合わせ先 |
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| ※上記スペックは本誌発売当時の値です。 |
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用意されるエンジンは2種類。ともに1.8リッター直4DOHCをミッドに搭載、160が160ps/17.7kg-m、135が136ps/16.8kg-mを発揮する。5速MTのみの設定だ。
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赤い内装に映えるシルバー基調のインテリアも、MGの歴史の一部。ボディカラーがグッドウッドグリーンの場合は、ウッドフェイシアが組み合わせられる。 |
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レザー+アルカンタラの組み合わせのシートには、特別モデルならではの刺繍が施される。全世界1600台限定を記すシリアルナンバー入りオーナメントも装着。 |
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新色のブラックパールとスターライトシルバーには、レッドの幌が標準。135/160ともに、クロームシャドウ仕上げの16インチアロイホイールを特別に装着。 |
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