
KENWOOD:HDV-910

ナビ、付けました!

いまさらかよ! と三村ばりのツッコミをされそうだが、ついにナビを装着した。連載が始まって3年近く経って、やっとである。ともかく、取材の足として活躍するル・ボラン号320iだけに、これで「ナビはいつ?」のプレッシャーも解消。ほんと、ナビって便利ですね。

リポート|坂本一善|K.Sakamoto(本誌)
フォト|水野孔男|Y.Mizuno|郡大二郎|D.Kori
※掲載している製品、価格は本誌発売当時の情報です。
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オーディオもナビも欲しかったので……
室内に関してはやり尽くした感もある編集部の320iだが、まだひとつ、装着が実現できていなかった重要なアイテムがある。そう、ナビゲーションだ。その装着率も高まり、渋滞で回りを見渡せば、ほとんどすべてのクルマがナビを付けている(ナビとして使っているかは別として……)今日この頃。編集部のアシとして日々活躍する320iにもナビを……というのは、当然といえば当然の流れでもある。
ただ、問題はどんな機種を選ぶかだ。というのも、すでに320iのセンターパネルにはナカミチ製の2DINヘッドユニットMD95zが収まっているから。これを活かすとすれば、オンダッシュタイプということになるが、防犯の観点や室内のスッキリしたデザインを守るという意味でも、ダッシュパネル上にモニターが載るのは好ましくない。かといってインダッシュ式にすれば、再びオーディオまで含めたシステム変更を余儀なくされる。
そこで編集部が目を付けたのが、ナビ&オーディオ一体型の2DIN機。これならヘッドユニットを外してもオーディオ機能は確保されるし、もちろん、ナビ機能もしっかり実現してくれる――と、そんなことを考えていた矢先、まさにピッタリの2DIN一体型ナビがケンウッドからリリースされた。最上級のナビとオーディオ機能を融合させたというHDDモデル「HDV-910」である。
同社初の2DIN一体型モデルではあるが、ナビでもオーディオでも高い評価を得ているケンウッドが、その最高峰の技術を注ぎ込んだモデルだけに、能力的には申し分ない。デザイン的にも華美に過ぎず、320iのインテリアともよくマッチしそう。そんなわけで、320iには2DIN一体型機のHDV-910を装着することに。
で、その取り付けをお願いしたのが、さいたま市のカーオーディオサービス(CAS)。オーディオのインストールはもちろん、ナビの装着に関しても豊富なノウハウを持つオーディオショッップだ。CASの代表を務める大澤さんによれば――。
「BMWに関しては、とくに難しい面はないですね。面倒な作業が多いだけで(笑)。とくに編集部の320iに関していえば、オーディオ取り付けの際の2DIN加工がそのまま使えるので、作業自体は少なくて済みますよ」
とはいえ、輸入車ゆえのクセがないわけではないという。
「ポイントになるのはメイン電源の取り方とイルミの配線ですね。これを上手にしないと、電圧が安定せずに画面がちらつくんですよ。その辺りのノウハウは、ディーラーさんの依頼でBMWを多く手掛けてますのでバッチリです。方法は企業秘密ですが(笑)」
という具合で、ほぼ丸一日で装着してもらった後の姿がタイトル写真。配線も綺麗に収まったし、モニターにより室内の雰囲気が明るくなったことも○。もちろんナビとしての使い勝手は文句なく、担当としては十分に満足のいく仕上がりだった。今後はこのHDV-910が持つ5.1chサラウンド機能を活かす方向でオーディオ機能を高めていく予定なので乞うご期待。
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左がナカミチのMD95zを装着していた時のもので、上が装着後の写真。モニターが備わることで、室内は渋めの雰囲気から明るい雰囲気になった。シルバー+ブラックのボディパネルをもつHDV-910は、ル・ボラン号のインテリアとのマッチングも良好だ。 |
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ナカミチのヘッドユニットを外し、そこにナビをはめ込むだけと、ナビの取り付け自体はさほど難しいものではない。しかし、そこから電源やアンテナ、ブレーキのアース、GPSアンテナ――等々の必要な配線を引き回すのがかなり大変。とくに車速センサーの配線やAピラーの中を通すアンテナの配線、リアシート下を通すイルミ、GPSの配線などを綺麗にまとめるのは難易度が高い。またBMWの場合、ハンドルが右と左では配線の引き回し方が異なるという。ル・ボラン号は右ハンドルだから、基本的に配線はすべて左側を通していたが、これはノイズ対策のためという。このあたりにもBMWのデータを豊富に持っているCASのノウハウが活かされているのだ。 |
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基本的に小さなTV用ブースター以外は、ハイダウェイユニットを持たないHDV-910。また、本体背面の配線などもスッキリとまとめられているので、1DIN+1DIN機を装着するよりも、はるかに取り付けは簡単だという。このあたりも2DIN機を選択する大きなメリットといえるだろう。  |
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TV/FM用フィルムアンテナが同梱されてることもHDV-910の特徴。それも、ただのフィルム型ではなく、アンテナのエレメントだけが残るフィルムレスタイプを採用。それだけに目立たず、窓に貼っていても気付かないほど。またE46の場合、フロントダッシュ形状が複雑なため、GPSアンテナはリアダッシュ上に設置するのがベターという。
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