サイズと性能の割にリーズナブルなプライス、そしてなによりスタイリッシュなデザイン。
そんな9-5エステートのスポーツバージョン、エアロのエクステリアがリフレッシュされた。
リポート|笹目二朗|J.Sasame フォト|郡 大二郎|D.Kori
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上質な大型ワゴンとして新境地を開いた、9-5エステートの2004年モデルがやってきた。ラインナップは4気筒エンジンを搭載する3グレードで、リニアは2リッター低圧ターボの150ps/24.5kg-m、アークは2.3リッター低圧ターボの220ps/31.6kg-m、エアロは2.3リッター高圧ターボの250ps/33.7kg-mをそれぞれ搭載する。試乗車は、このうちエアロと呼ばれる最高性能仕様だった。
9-5にはV6エンジンも搭載されていたが、4気筒エンジンでも十分なパワーは確保できるし、もとよりサイズを感じさせない軽快な操縦性が定評であるから、ノーズの軽さはそれをより強調する。そんな判断から、V6はラインナップから外されたようだ。新価格はそれぞれ399/495/560万円となる。
同じGMグループの製品としてオペルとの一部共用パーツを使いながら、サーブは高価だというイメージを持つ人も多い。だが、現実にはサーブは大量生産メーカーではなく、個性的な製品を少量生産するメーカーである。よって、高価なのはやむを得ないところだ。しかしユニークな製品のキャラクターゆえに、少数派を自認するオーナーであるならば、それを踏まえて納得する内容がある。
このサイズにして1660kgのボディは軽量級で、ニュートラル感覚の操縦性がよりそれを強調する。FFワゴンの操縦性といえば、積車により後輪の安定性が増してよりアンダーステアが強まる、と思う人は多いと思う。ところが、サーブは荷重が増すと独立懸架のトーが旋回を助ける方向に変化する。といっても現実にはただ素直に回って行くだけだが、そうした高度な内容を理解して乗る人は、ただ荷物が運べればいいクルマを買う人とは違うだろう。
9-5は、ほかとの違いに価値を認める人が買うクルマ、という独自の地位を確保しているのだ。
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エアロは2.3リッターのハイプレッシャーターボを積む。9-3の新型4気筒とは異なり、こちらは旧世代となるが、深みのあるフィーリングは捨てがたいものがある。 |
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コンパクトなリアサスにより、ラゲッジスペースは890リッターとかなり広い。リアシートを倒せば、そのスペースは約2000リッターまで拡大する。上質なカーペットも◎。 |
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インテリアのトリムパネルは2004年モデルからカーボンに。航空機のコクピットをイメージしたインパネ、センターコンソール上のキーシリンダーは健在だ。 |

 
2トーンのレザーシートが標準装備。エアロは、サイドサポートが張り出したホールド性の高いスポーツシートとなる。見かけより大きなボディにより、室内空間には余裕がある。
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今回のマイナーチェンジは外観の手直しのみ。ただし、ニュートラルステアとパワフルなターボエンジンによるボディの大きさを感じさせない走りは、相変わらず鮮烈な印象。 |
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