現在、クリーマンが揃えるS/CLのラインナップは各3タイプ。
その中で「50K」はベーシック版的存在となるが、それでもパワーは500ps以上。
5リッターでAMGに匹敵する実力を誇っているのだ。


リポート|山城利公|T.Yamashiro フォト|宮門秀行|H.Miyakado
問い合わせ先=クリーマン・ジャパン TEL:048-838-5538


 クリーマンの真骨頂といえば、やはりコンプレッサー(スーパーチャージャー)。といっても、その性格は低回転域からの扱いやすさを損なわず、高回転までスムーズに回る特性を大切にした仕上がり。ベースユニットの負担を抑える配慮から、最大過給圧は0.5バールに止められるが、2000rpmという低い回転数で正圧状態に入り常用域から充実したトルクを獲得している。ゆえに、アクセルを踏み込んだ瞬間の加速時は、鋭くかつ力強い独特なフィールを味わうことができる。
 取材車には、共にG4(ジェネレーション・フォー)というコンプレッサーチューンが施されているが、S50Kには強度と耐久性を向上させた新タイプのコンプレッサーシャフトを採用。また、ウォーターポンプもギアボックスからの直接駆動ではなく、新たに電磁ポンプに変更され取り付け位置もフロントバンパーダクト奥に移設されていた。これによってさらなる高出力に対応しつつ冷却性をアップ、NVH特性もより洗練されたものになっている。
 今後は、この新タイプに順次切り替えられていくそうだが、残念ながら取材時は大雨で、その違いを体感する機会はなかった。当然、506ps&68.9kg-mの実力を存分に味わうことも叶わず。だが、そんな状況下でも印象的だったのは2台の扱いやすさ。洗練されたフィールは、まさにプレミアムなS、CLに相応しいものだった。
 


S50Kの価格は20,800,000円〜。この他にS600L、S55Lをベースとするモデルも用意される。取材車のインテリアはアルカンタラ仕様だったが、標準はナッパ・レザーにステッチを施したハリケーンステッチ・インテリアとなる。インテリアパネルは、写真のカーボンの他、カラーウッドも選択可。前後スポイラーは単品でも販売されていて、価格はフロントが340,000円、リアは280,000円。
  標準装着のホイールは、5スポークのTM-5だが、S50KはオプションのTS-6を装着していた。サイズは9.5×20。ブレーキは、380mm径のクロスドリルドローターを採用するクリーマン・バージョンII。
  5リッターV8にクリーマン自慢のコンプレッサーを組み合わせ、パワー&トルクは506ps/5800rpm&68.9kg-m/2000〜6000rpmを発揮。これはノーマル比で、それぞれ200ps、22.0kg-mの上乗せとなる。

  基本的には、S50Kと同じメニューのモディファイが施されるCL50K。価格は21,800,000円。この他にCL55AMGベースのGT-55K、CL600をベースとするCL60Kがラインナップされる。取材車のホイールは、標準で装着されるTM-5の20インチ。
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