これが軽自動車? と疑うほどの広い室内と使い勝手が魅力のタントがデビューした。
TVCMでは、ライフスタイルを大切にしている30代ママの代表として工藤静香さんを起用。
メインターゲットはまさしくアクティブキッズファミリーだ。


リポート|山城利公|T.Yamashiro フォト|郡大二郎|D.Kori


 ダイハツは新規格車への移行を機に、さまざまなジャンルの軽自動車を世に送り出してきた。なかでも道具としての使いやすさを追求したネイキッドや、クラス初の電動オープントップを採用した2シータースポーツのコペンは、新ジャンルのスモールカーとして人気を博し、高い評価を得ている。 そんなダイハツが、自由な発想と優れた企画力、そして高い開発力を活かし、またまた新ジャンルのワゴンモデルを市場に投入した。“とても広い、たくさんの”という意味を持つイタリア語を冠した「Tanto=タント」がそれだ。
 じゃあ、一体どのくらい広くて、どのくらい積めるのか。実際に乗り込んでみると、これって本当に軽自動車なの? と疑いたくなるほどの開放感。その室内空間の広さ感には、普段から大きい輸入車を走らせている編集部員もビックリ。特に大人でも余裕を持って座れるリアシートからの眺めは、ミニバンの3列目シートにいるような感覚にとらわれるほどなのだ。
 ベースであるムーヴと寸法で比較してみても、室内長で80mm/室内高で25mmも大きい。しかもラゲッジスペースは、リアシートを倒すことなくA型ベビーカーや折り畳み自転車がスッポリと入る広さを備えている。これには、軽自動車最大のホイールベース2440mmが貢献していることは明らかだ。
 その長〜いホイールベースは、快適な乗り心地やゆったり落ち着き感のある操縦安定性にも一役買っている。ステアリングは軽すぎず重すぎず、ごく自然で切った分だけ曲がり、ほどよく抑えられたロールと相まって運転はラクチン。
 スタイルはちょっと胴長で背高ノッポな印象が強いが、どこか愛らしさが感じられる。さらにTVCMのキャラクターは工藤静香。使いやすくて乗って愉しいタントは“ママ”の強い味方だ。


 
DAIHATSU TANTO
 
L
RS
■全長/全幅/全高(mm)
3395/1475/1725
■ホイールベース(mm)
2440
■トレッド(前/後)(mm)
1310/1300
1300/1290
■車両重量(kg)
870
890
■エンジン種類
EF-VE/
直3DOHC12V
EF-DET/
直3DOHC12V+ターボ
■排気量(cc)
659
■最高出力(ps(kW)/rpm)
58(43)/7600
64(47)/6400
■最大トルク(kg-m(Nm)/rpm)
6.5(64)/4000
10.5(103)/3200
■トランスミッション
4AT
■サスペンション(F:R)
ストラット/コイル: トーションビーム/コイル
■ブレーキ(F:R)
ディスク:ドラム
Vディスク:ドラム
■タイヤ(ホイール)
145/80R13
155/65R14
■東京標準現金価格
¥998,000
¥1,350,000
問い合わせ先
※上記スペックは本誌発売当時の値、価格は税抜き価格です。
 
  エンジンラインナップは、クリーンかつ低燃費が魅力の直3DOHC659ccのNAと、トルクフルかつ実用性にも優れるインタークーラー付きターボの2種類を用意。
  シンプルな造形のインパネには、大型1眼センターメーター、インパネATシフトを採用。広いグラスエリアが、開放感と良好な視界をもたらしている。紫外線を防ぐUVカットガラスも標準装備。


人間工学に基づいたデザイン、十分な厚みを持つソファ感覚のシートは、左右独立式で多彩なシートアレンジが可能。


広いバックドア開口&低ラゲッジフロア設計により、荷物の積み卸しもラクチン。ラゲッジ容量は4名乗車の通常時でも516リッター、リアシートを畳み込めば1407リッターのフラットで広大なスペースが出現する。
  広い室内空間と、FFレイアウトにこだわった結果生まれた独特のプロポーション。前後ドアはすべて約90度まで開くため乗降性は抜群、チャイルドシートを乗せる時などにもきっと重宝するはず。



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