[サーブ・ナインスリー・スポーツセダン]
約10年ぶりのフルモデルチェンジによってスポーツでプレミアムな4ドアセダンへと変身を遂げた新型9-3。
世紀をまたいでの開発だったから、その新しさもチョットどころじゃない。
深く穏やかな領域に潜む北欧車の魅力は、いつも理解に時間がかかったりするけれど新型9-3の場合はダイジョーブ。だって薄皮一枚剥いたトコからオイシイんだもん!
解説|松村俊司|T.Matsumura  フォト|郡大二郎|D.Kori
[Vehicle Data]
■輸出国:スウェーデン ■生産国:スウェーデン
■排気量:2.0リッター+ターボ
■価格:¥3,600,000(リニア)〜¥4,700,000(エアロ)
■撮影車:エアロ(ブラック)
※価格はオプションを除く
※上記スペックは本誌発売当時の値、価格は税抜き価格です。

 
   数えて2代目となるサーブ9-3だが、先代9-3は'93年にデビューした900のリネーム版で、機械的な新鮮さには欠けていた。そこにコンプレックスを感じていたのは市場よりもむしろサーブ自身だったらしく、だからこそクールな北欧のエンジニアたちは新型9-3の開発に燃えまくった。事実、新型9-3に携わったエンジニアの延べ人数は、歴代モデルの中でもっとも多かったという。
 そして昨年ヨーロッパデビューを果たした新型9-3は、自らが「約10年間の想いをぶつけた」と語るとおり、競合ひしめくプレミアムコンパクトセダン群の中でも、機械的にとても充実したクルマになっている。新開発のシャシーとエンジン、最先端のボディストラクチャー技術で構成された日には、やはり旧型との関係をほぼ断たれるほどに新しくなる。
 国内導入がスタートしたのは今年2月。まずはベーシックなリニアと、装備も豪華なアークからスタートして、遅れて5月にスポーツバージョンのエアロがラインナップに加わっている。
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