Supersprint / BOSCH

マイナーチェンジで気分一新

2年以上も連載を続けていると、しかも走行距離の伸びが激しいル・ボラン号だけに、さすがに各部のくたびれ具合もだいぶ進行してきた。そこで今回はリフレッシュ&気分転換を目的にマフラーとヘッドランプの交換を行なった。

リポート|尾島信一|S.Ojima(本誌)
フォト|福島仁|T.Fukushima|郡 大二郎|D.Kori
問い合わせ先=スーパースプリントジャパンTEL03-5499-0446
ボッシュTEL045-912-8340 取材協力=スタディTEL045-476-3181
※掲載している製品、価格は本誌発売当時の情報です。
音量は控えめでも音質は最高級

 ル・ボラン号320iには、今までアーキュレーのステンレスマフラーを装着していた。もちろん気に入っていたのだが、取材の足として活躍するテストカーの宿命として、走行距離の伸びが半端ではなく、そうするとマフラーがいわゆる“抜けた状態”の兆候を見せ始めた。完全に、ではなくあくまでも兆候の段階なのだが、せっかくなので交換することにした。
  装着マフラーは、スーパースプリントのオールステンレス。E46・6気筒用には3種類のテールが用意されていて、1つは王道ともいえるデュアルタイプ。ノーマルもデュアルテールだが、それより太い80パイのテールはビジュアル的な迫力、カッコ良さがかなりのもの。2つめはDTMタイプ。これは「跳ね上げ」と呼ばれるデザインで、E36に装着ユーザーが多い。そして3つめがEV0IIタイプ。カタチそのものはオーバルで、それが2つに仕切られており、子豚の鼻のような雰囲気が特徴だ。BMWではあまり選ぶ人がいない、という話だったので、内心冒険のつもりで今回はこれを着けてみたのだが、意外やしっくりくるので驚いた。
  交換は中間パイプより後ろ、サイレンサー部からで、この点はアーキュレーと変わらない。装着しての印象だが、まず想像していたよりも音が穏やかなことに驚いた。これは音に関しては特に厳しいドイツのT∪V規格をクリアしているからだという。だから、こだわっているのは音質。まさに「乾いた」という表現がピッタリの気持ち良さで、ストレスなく踏んでいける。フィーリングも申し分なく、下から上まで全域にわたりBMWストレートシックスの濃密な仕事ぶりを堪能できる。とにかくトータルでの完成度の高さが印象に残った。さすがは定番、である。


アッセンブリーだから配光バッチリのHID

 もともと、ル・ボラン号のヘッドランプはハロゲンだ。それをHIDバルブに交換していたのだが、従来はバルブのみを交換するキットだった。E46用の後付けHIDキットは、このタイプ(バラストユニット付属)と、アッセンブリーでランプユニットごと交換するタイプがリリースされている。価格的には、当然バルブのみのほうがリーズナブル。ではアッセンブリータイプのメリットは何かというと、それはランプユニットがHID専用設計となるため、配光がバラつかないという点。バルブのみ交換のタイプだと、配光設定がハロゲン前提となるので、バルブの長さや発光量が違うHIDバルブに付けかえると配光がバラつき気味になる。ここをどう考えるかで、選択する商品が変わってくるわけである。
  今回、バルブが切れたのを機に装着したのはそのアッセンブリーキット。銘柄は、ボッシュの「リトロニック」だ。純正としても採用されており、クオリティはお墨付き。ハーネスの取り回しなどは不要で、作業はランプ部を交換するのみ、といたって簡単。また、リトロニックはプロジェクターを採用するため、バルブがむき出しになるハロゲンなどと違って目元のスッキリ度も段違い。意外や、ドレスアップ効果も高いのである。
  その効果だが、なんといっても整った配光が喜ばしい。明るさでいえば以前からHIDバルブを装着していたので大差ないのだが、配光が整ったことで、より「正規モノ感」が出た。これは精神衛生上非常によろしい。価格はバルブのみをHIDに交換するタイプに比べてリトロニックは1.5倍くらい高い。けれどそれに見合うご利益は十分以上で、予算の問題さえクリアできるなら積極的にオススメできる。
 
スーパースプリントのE46用マフラーは、すべてステンレス製となる。テールは3種類あり、6気筒M52エンジン用の価格はデュアルタイプが108,000円、跳ね上げのDTMタイプが120,000円、今回装着のEVO IIタイプが110,000円。
EVOIIタイプのテール。オーバル形状で、真ん中が仕切られており、子豚の鼻(あるいはキドニーグリル)を連想させる。単体で見るより、装着すると意外と似合うので驚いた。
パイプの切断箇所は、ラッキーなことにアーキュレーと一緒だった。これが合わないとまた切断したりパイプを継ぎ足したり、とさらに作業が大変になるのでひと安心。
テールは3種。左がEVOII、右が定番のデュアルタイプ。他に跳ね上げのDTMタイプがラインナップされる。E46オーナーはデュアルタイプのチョイスが多いという。
ヘッドランプをそのままアッセンブリー交換するリトロニック。面倒なハーネスの取り回しも不要だから、簡単に装着できる。球切れ警告モニター消灯モジュールもセットされている。価格はE46用が179,800円。
ロービーム(外側)がHID、ハイビームは通常のハロゲンタイプとなる。レンズカット、リフレクター等の配光はHID用に最適化されている。だから配光がバラつかないのだ。
ランプユニットにコントローラー(バラスト)も装着されているから、取り付けは本当にポン付け感覚。実際、作業はあっという間に終了してしまった。
本来インナーライナーは交換する必要はないのだが、ル・ボラン号は以前ボディ同色に塗装しているので、せっかくだからそれを流用する。取り外しは意外と簡単だ。
左がリトロニック。ロービーム部にプロジェクターを採用しているため、バルブがむき出しのハロゲン、もしくはバルブのみをHIDに交換するタイプに比べはるかにスマートだ。
 
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