ベース車両が高価であるほどオーナーはモディファイに潤沢な費用をかけるはず。
ならばパーツラインナップを拡大すればそのぶんオイシイのではと思うけどブレイトン的にはそんなの論外らしい。
E66を最小限のアイテムでまとめている。


リポート|松村俊司|T.Matsumura フォト|鶴身 健|T.Tsurumi
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 従来のBMWにはなかった重厚感をを前面にプッシュするE66のスタイリングに違和感を覚えたからか、それとも手を入れすぎることに危険を感じたためか? いずれにしてもBMWを流麗に飾ることにかけては随一のブランドとして認知されるブレイトンは、E66にあまり多くの仕事を施していない。いろいろヤリたがり系ユーザーとしては、そこらへんちょっと不満かもしれないけれど、結局はそのスタンスが正解。ボディ表面積がひと際広いだけに、ひとつひとつのモディファイのアピール力は予想以上に大きいのだ。
 それは、たとえばワイド感を強調するフルバンパータイプのフロントスポイラー。純正に比べ、路面へと垂直に落ちていくスカートラインが、フロントマスクの重厚感をあり余るほどにまで高め、全幅が2mにまで達しているのではと錯覚させてしまう。もうこれだけでお腹いっぱい。ボディサイドやリアエンドまで料理されても食べ切れません……な状態だ。
 ただし、エアロと同等以上にブレイトンファンが期待するホイールは別腹。定番のダブル5スポーク、フィンタイプとメッシュタイプをクラスによって使い分けるブレイトンがE66のために設定したのは、なんと22インチ(!)のマジックスポーツ。形状はフィンタイプと、他モデルより骨太なダブル5スポークのどちらかを選択できる。
 745iの純正サイズである18インチに対していきなり4インチのアップだから、その存在感はハンパじゃない。実際、いい大人が思わず「ハンパじゃない」なんて、はすっぱないい回しを使ってしまうほど確かにハンパではなく、ハブの先はホイールのみという印象。ホイール径とタイヤハイトとの関係は、ほとんどロードバイクのそれだ。その視覚効果からすると、リアは25扁平を履くからハーシュネスがどーだとか、低速時のステアリング切り始めには重さがこーだとかは、すべて重箱の隅的発想でしかない。文句があるなら大人しく18インチでいとっけなのだ。
 もともとが厚味あるスタイリングだけに、小賢しいエアロの装着はエッチングほどの効果しか持たないはず。その点、フルバンパータイプのスポイラーと22インチホイールは、隠蔽されることなく装着効果を発揮してくれる。
 

  フロントスポイラー(38万円)はフルバンパータイプ。このボリューム感とソリッド感はリップやハーフスポイラーには絶対期待できない。純正フォグを流用するため、モールド自体は大きく変わらない。


ボディサイドとリア回りにはまったく手が加えられていないが、その必要を感じさせないほど22インチホイールと縦2連のダクトを持ったフロントスポイラーの存在は圧倒的だ。サスペンション系はローダウンスプリング(100,000円)のみの設定で、オリジナルスペックのH&R製。マジックスポーツの10.0×22ET18(190,000円)はフィンタイプとダブル5スポークの2種類が用意されているが、前者の方がより径を大きく見せる効果があるようだ。タイヤにはピレリP-ZERO(F:265/30-22、R:295/25-22)を装着している。



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